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日本クラシック音楽コンクール全国大会フルートの部審査委員を務めてきました
日本クラシック音楽コンクール全国大会
フルートの部 一般部門の審査委員を務めさせて頂きました。
受賞された方々、おめでとうございます。
沢山の力演を聴かせて頂きました。
今年は予選から審査をさせて頂きましたね。ありがたい事です。
こうして全国大会まで審査委員の拝命を受けたことで、本当に沢山のフルーティストと出会いました。
今なお鮮明に記憶に残っている方もいらっしゃいます。
そういった方にしっかり結果が出ているかと言われれば、一概にそうとは言えないところがコンクールの難しいところですね。
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錚々たる面々に身が引き締まります。
黒田先輩とは前回の本選でお会いして、湯本先生とは丁度やりとりしたばかり。ちらっと審査委員室でお見掛けしてまさか~!と笑い合ったり。
一般の部はジュネーブ卒業生が沢山!お世話になりっぱなしの清水先輩、増本先輩をはじめ、まさかまさか堀井先生にお会いできるとは!
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※掲載許可頂いています🌻
先生 変 わ ら な す ぎ る ……
堀井先生と言えば、高校生の頃から色んな場所で聴いて頂いています。
ですがちゃんとお話しするのは今回がほぼ初めてでした……。
なのにも関わらず、私が学生コンの時に吹いてたトゥルーのグランソロの事や、イベコンの事まで覚えていらっしゃって。
いやいや当人忘れている位ですよ凄くないですか??寧ろ忘れて頂きたい恥ずかしい………いや本気で有難いのですが……笑
驚異の記憶力に圧倒されつつ、高校生に戻ったような気持ちになっていました。
私は一般部門の審査委員を務めましたので、20人弱程のコンテスタントの方々の演奏を聴かせて頂きました。
聴きながら様々な事を思いました。
自分はそれこそ数年前までバリバリのコンテスタントでしたし、今なおオーケストラのオーディションを受けたりしますんで、審査を受ける側でもあります。
そうした自分が最近色々なコンクールで審査する側のお仕事を拝命する上で、では何を基準に審査を行えば良いのだろうと考えるんですよね。
先ずそれぞれのコンクールには異なる主旨があって、大事にしているものが違うんですよね。
審査する上で、ここを踏み外さないように気を付けるようになりました。
クラシック音楽コンクールの一般の部に年齢制限はありません。
全国大会ともなれば流石に技術レベルが高くなっていますし、選択する曲の難易度の平均も上がっていましたね。
単純な音そのものの美しさ、音色の豊かさ、アーティキュレーションやディナーミクを変化させる技術、そもそもの曲への理解度などなど、見ているところは沢山あります。
いちフルート奏者として、ここの吹き方これ面白いなぁとか、これはどうして起こるんだろう?とか。教えて貰う事も多々ありますね。
そして音楽における"良い趣味"とはなんだろう、と思ったり。
終わった後清水和高先輩と飲みに行ったんですが、そういう話をしたりしましたね。
今回は本選までと違い、講評用紙を書くことは求められておりません。
あくまで点数のみで、審査会議の時間も一切ありません。
審査会議がないのはクラコンの場合、予選も本選も同じですね。
公の場所で個々人の感想を述べたりは致しませんので、お聴きになりたい方がいらっしゃったら是非こっそりメッセージ送って頂ければと思います。割とメモしています。
ちなみにあんまり怖い事は言いません。(笑)
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多摩プラーザのイルミネーション
ここから先は今回だけではなく、コンクールの審査をさせて頂く上で最近感じていることをつらつらと。
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