ジュネーブ時代の話②
こんにちわ。フルート奏者の井坂実樹です。
さて宣言通り、今回はとっても気楽なジュネーブ散策話をしようと思います。
ジュネーブ音楽院のジャック・ズーン教授のクラスに入学が決まった私は、ちょっと前の猫ミームのハピハピハピハピハッピ~みたいになりながら、5月の美しいジュネーブを散策して回りました。
滞在期間確か4日とか5日だったと思うんですが、本当に全部天気が良くて最高だったの覚えています。
学校の隣にはバスティオン広場という大きな公園がありまして、市民の憩いの場所になっています。
このバスティオン広場の中には、かの有名な宗教改革碑があります。
詳しくはこのあたりでしょうかね。
権力を長く支配していると堕落していくものなのでしょうか。
権威主義や金銭腐敗に走っていた当時のカトリックに対抗して、プロテスタントが立ち上がったのがこのジュネーブの地とのこと。
ですのでジュネーブに住んでいる方は非常にプロテスタントの方が多くて、クリスマスの時期の過ごし方などもカトリック色の強い地域とはだいぶ異なります。
ジュネーブという場所は国連もありますし、スイス銀行をはじめビジネス街というイメージも強く、中心部には有名な時計店が立ち並び、まさにお金のある街!という印象を受けやすいですが、ジュネーブに産まれ生きる人々は質素倹約を重んじる方々が多い印象です。
こういったところもプロテスタントの精神が根付いている影響なのかもしれないなと個人的に感じました。
宗教改革碑の上の方に道が見えませんか?
そうなんです。バスティオン公園の横を通り登っていくと、ジュネーブ旧市街に到達します。
旧市街にはあの有名なサンピエール大聖堂と、ジャン・ジャック・ルソーの生家があったりします。
この時はとにかくふらふら歩くだけでも大満足だったんで寄っていませんが、このあたりも今度ご紹介したいですね。とても素敵です。
この旧市街には色々な歴史的背景がありまして、何より有名なのは「エスカラード」でしょう。そういえば丁度いまくらいの時期にやるお祭りです。
まさにジュネーブの一大イベントなので、次回これについてまとめようかなと思います。
ジュネーブ音楽院にも日本人留学生はいらっしゃって、色んな事を教えて頂きました。上の写真は連れて行って頂いたチーズフォンデュ専門店ですが、このトマトチーズフォンデュがめっっっちゃ美味しかったの覚えています。
先輩につれられてレマン湖畔を散策したり。本当に良い天気だったなぁ……
湖畔には屋台が色々ありまして、初めて私はここで買い食いというものをしたのですが……。ビール一杯の値段に目玉飛び出しながらも(1000円くらいかそれ以上した気が)、いやいや合格のご褒美に……と注文。
この景色を見ながらぐぃっと行くと、まさに天に昇るってこういうことでは?とかアホな事思いました。
物凄く美味しかったですね。これから私はここで生きていくんだ!とわくわくしたのを覚えています。
尚、勿論そんなキラキラとした時間はここから先ほぼありません(笑)
碌に言葉ができないというのはどんな意味を持つのか。これから私は文字通り死ぬほど理解していくことになるのです。
というわけでジュネーブの軽いご案内はここまで。
次は丁度今時分なのを思い出したので、ジュネーブの大イベント・エスカラード祭についてご紹介しますね。
またお目にかかれますように!
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