毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである
娘が帰省した。二泊三日、平日なので私は仕事。あまりにも短い時間だった。
でも、今回はこれで良かったのだ。
娘は、体調をくずし仕事を休んでいる。少し環境を変えてみたらどうかと提案し、帰省してくれたけれど、忙しくでトンボ帰りしなければならないと。
こんなとき、母ができるのは、好きだった手料理をつくることくらい。あれこれきくのはやめようと思っていた。
我が家には、優秀なセラピー猫が二匹もいるし、一緒にゴロゴロしているだけで、
心が穏やかになったよう。いつでも帰っておいで。
先日、近所の書店で枡野浩一さんの特集をしていて、サイン本が並んでいた。
オザケンさん全盛期の世代だが、ファンだったわけではない。
でも、この帯の文に惹かれた。枡野さんの短歌も並んでいた。
「これだけの文字なのに、なんと深いのか。なんと心の隙間にぴったりとはまるのか。」と購入した。もちろんサイン本の方を。
娘にLINEで伝えた。今日、こんな本を購入したよ。と。
大学の授業で短歌を三十首作ったと聞いたことがあったから。
「帰省したら、見せてね。」と言っていたので、今回約束がはたせた。
仕事から帰宅したら、娘の手元には枡野さんの歌集と並んで笹井宏之さんの歌集があった。近所の書店で購入してきたらしい。どの歌が好きで、何が響いて等という話はできなかったけれど、、、「短歌って好きなんだ」と言っていた娘。
娘が戻る前夜、あまり話せなかったので久しぶりに手紙を書いてみた。
普段は、SNSだけれど、手紙が書きたくなった。
うまく伝えられたかどうかはわからない。
あなたはあなたのままでいいのだ。いいんだよ。
本当は、かっこよく短歌にしたかったけれど、やっぱり文字数が足りない。
短歌は難しい。いつか、娘に合格をもらえるような短歌をつくるぞ!!