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お金の話 理学療法士の年収は低い

ジブン株式会社ビジネススクール
11月は財務:お金の話でした。

今日は、過去から現在までのお金について記事にします。

◉ 学生時代
我が家は母子家庭でした。専業主婦だった母親が、離婚後に働きに出て、私と兄、二人を引き取り、育ててくれました。そのため、家計は苦しいものだったと思います。私の記憶にありませんでしたが、兄からは「給食費が引き落とせなかったって先生が言ってたことがあったよ。」と言う話を、大きくなってから聞かされました。給食費を払えない時があるくらい、もしかしたら貧しかったのかもしれません。
(父の名誉のために言っておきますが、父は決められた養育費以上の金額を、決められた年数以上に払ってくれていたそうです。)それでも、我が家は決して裕福ではありませんでした。そのため、「絶対に公立の学校に通う。」と言われて育ってきました。そのため、私も兄も、小学校、中学校、高校、大学は全て国公立です。
今思えば、母から、「女性でも手に職を持って、将来困らないように。」と言うことを言われていたこともあり、理学療法士という道を志したのかもしれません。

理学療法士の学校は家から通えない距離だったので、大学の寮に入ることにしました。基本、2人部屋、トイレとシャワーは共有(お風呂なし)で、当時は5000円/月(光熱費・水道費込み)と言う、破格の値段でした。また、母子家庭の人が申し込める、利息なしの奨学金を7万円/月で借りていました。母の仕送りと、バイト、そして奨学金でお金は賄い、大学を卒業し、国家試験に無事に合格し、なんとか理学療法士となることができました。

大学卒業時、私は、7万円/月 × 12ヶ月 × 4年間 = 336万円の奨学金と言う借金を背負っていました。

◉ 20代前半 理学療法士として大学病院に勤務
就職先は実家から通える大学病院でした。一人暮らしをしたかったのですが、母からは「実家にお金は入れなくて良いので、奨学金を返済するまでは家から通うように。」と言われていたため、なんとか必死にお金を貯めました。3年弱ほどで奨学金を返済、その後は実家にもお金を入れるようにしました。車が欲しいと思いローンで購入しようとしたところ、「ローンを組むくらいなら一括で買いなさい。」と言われ、再びお金を貯め、現金一括で車を購入、そして一人暮らし資金をため、社会人4年目で一人暮らしを始めました。この時は、ほぼ現金はありませんでした。しかし、借金もありませんでした。

◉ 20代後半 理学療法士として地域に根差した病院に転職
大学病院で、10万円(講習代、受験代、交通費)ほどかけて呼吸療法認定士の資格を取りました。そして、地域に根差した病院へ転職することにしました。一人暮らしはしていましたが、散財することなく、少しずつ貯蓄を増やしていきました。この頃は、年に一度、海外旅行へ行くことにお金を使っていました。

◉ 30代前半 結婚と出産
30歳前半で結婚と出産をしました。結婚式や新婚旅行、子育て費用、そしてマンションの購入資金で、ほぼ全ての貯金は無くなりました。(夫が4000万円の住宅ローンを組み、夫婦2人で現在、返済中です。)しかし、お互いの両親から結婚式や出産のお祝いをいただき、それらを今は無きジュニアNISAの資金にしました。第二子出産時に前の職場を退職しました。本当はパートなどで働こうと思いましたが、色々と考え、現在の職場の就職試験を受け、訪問リハビリテーションのスタッフとなりました。

◉ 30代後半 2児の育児と訪問リハビリの勤務
共働き(夫も私も正社員)のため、家計は苦しくは無いと思います。ただ、住宅ローンと言う長い期間の返済が重くのしかかっています。しかし、毎日、「このマンションで暮らせて良かった。」と思っているので、後悔は全くありません。
しかし、理学療法士の年収は、同年代の平均年収と比べ低いと言われています。

リハプライム株式会社 コンパス求人サイトより

そして、「高齢化が進むから養成校を増やそう」と、たくさん学校が作られたことにより、毎年約1万人と言うペースで理学療法士が増え続けています。そして、診療報酬も国によって決められているため、給料の上昇も見込めない現状です。また、子どもに何かあった場合、私が仕事を辞めることになると思います。そのため、今の職場を辞めたとしても、働けるようにと思っています。(可能なら、在宅ワークが可能で、予防に関わる仕事ができたらと考えています。)
 そこで、Voicyを聴いたり、本を読んだり、資格を取ったりと、将来への投資を始めました。また、老後のためにiDecoにも加入しました。

 理学療法士はとてもやりがいのある仕事です。「人と関わり、人の役に立てる仕事がしたい。」と思っていた私にとっては、天職な気もします。そして母の言っていた「手に職」を持てる仕事です。しかし、「理学療法士の年収は平均年収よりも低い。」です。お金が全てではありませんが、平均年収が低いと言われている理学療法士でも稼げるような働き方をしたいと、今回の記事を記載して思いました。そして、私も主人も旅行が大好きなので、家族でたくさん旅行に行きたいと思いました。また、自分自身や子どもたちが、お金が原因でやりたいことを我慢することがない程度には、稼ぎたいなと思います。

もし、これから理学療法士を志そうと思っている人は、給料の面も含め、検討すると良いと思います。

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春野 さとみ【理学療法士×ワーママ】
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