見出し画像

シニアカーは車椅子!?

シニアカーと介護保険制度の関係について

 訪問リハビリの仕事では、介護保険制度についての理解が重要です。特に福祉用具についての知識は欠かせません。福祉用具を理解していないと、利用者の困りごとに対して適切な提案ができなくなってしまいます。そのため、私自身も福祉用具について勉強しています。

 シニアカー(セニアカー)をご存知でしょうか。街中で高齢な方が時折乗っているところを見たことがあると思います。

 驚いたことに、シニアカーは電動車椅子の分類に入っています。つまり、シニアカーは介護保険制度を利用してレンタルできるのです。運転に自信がない方は、ケアマネージャーに相談してシニアカーを導入してみてはいかがでしょうか。高価なものでも介護保険を利用すれば、毎月安価に利用することができます。

 ちなみに、車椅子と介護用ベッドは要介護2以上(要介護2〜5)の方がレンタル対象となりますが、要支援や要介護1の方も必要性が認められれば利用できる可能性があります。ケアマネージャーにまずは相談してみましょう。
 ちなみにあくまで私の経験上ですが、シニアカーを要介護2以上の人が乗るのは、なかなか困難だと思われます。今までシニアカーを導入した方は、

  • 要介護申請をした時は状態が悪く要介護2以上の判定が出たが、現在は要支援程度まで介護度が改善しているだろうと考えられる方

  • 要支援だがケアマネージャーや医師から必要性を認めてもらいレンタルした人


のどちらかです。もちろん、要介護2以上でもシニアカーをレンタルしている方もいると思いますので、あくまで私の経験した範囲でと言う意味でご理解ください。

 ではシニアカーの値段はいくらぐらいでしょうか。Webサイトを見てみたところ、購入では30〜50万円が相場のようです。レンタルでは大体2000円前後程度(1割負担の方の場合)のようです。この値段なら、「とりあえず、試してみよう。」と思えますよね。

 運転に自信がないけど、生活のために不安ながら自動車の運転を継続している方、何度も車をぶつけており運転をやめさせたいけれど、車がないと不便だという理由でなかなか運転をやめてくれないご両親をお持ちの方、シニアカーをおすすめしてみてはいかがでしょうか。免許を返納した方でも大丈夫です。シニアカーは免許不要です。


私のオススメのセニアカーについては下記の記事をご覧ください。


この記事が参加している募集

よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートはエンディングノート事業の活動費として使わせていただきます!