02訪問リハビリの日常【利用者さんにオンライン診療をすすめてみた】
先日、オンライン診療を初めて利用し、想像よりはるかに簡単なことに驚愕しました。
下記がそのときに記載した記事です。
そして、「これなら、普段スマホを利用している高齢者なら使えるレベルだ!」と、私は確信しました!!
今回は、「病院へ自分で行けない。」と訪問リハビリ時にいつも嘆いている70代の利用者さんにオンライン診療をすすめてみました。
「絶対喜ぶぞ〜。」と意気揚々と訪問先へ向かいました。
その方は、70歳を超えたあたりで家族の方から運転を止められ、免許証を返納することに決めました。そのため、近所の人に頼んで車を出してもらい受診をしています。(家族もいますが日中は働いているため頼まず、タクシーではお金がかかると言う理由で近所の人にお願いしています。)
「いかに簡単か」を全面に押し出しアピール、
最初の登録は助けが必要かもしれませんが、
診察の予約と受診自体は絶対できますよ、
と伝えました。登録自体は誰かに手伝ってもらえば良いし、
「認知症もなく、孫の面倒も見ているこの方ならオンライン診療のアプリ程度使いこなせる。間違いない!!」心の中でそう思いました。
これで、この方の「病院へ行くことができない。」と言う不満が解消できる!!と思ったら、予想外の反応が。。。
「覚える気がない。」と、、、。完敗です。
「やりたいけどやれない。」と言うならどうにかアドバイスもしようがありますが、「覚える気がない。」ならどうしようもない。その方は一生、近所の人に受診をお願いするつもりでしょうか。今後も「病院に受診ができない。」と私はきっと愚痴を聴き続けるんだろうなと、覚悟をしました。
90歳を超える別の利用者さんからは、「スマホで写真を撮って息子に送りたい。やり方を教えてくれ。」と、つい最近言われましたばかりでした。
何事にもチャレンジしようと言う90歳を超えるそのかたと、
70代でもやる気のない方。。。
今回の経験を機に「幾つになってもチャレンジしつづける人になろう」そう誓いました。
【一言メモ】
団塊の世代を1947年~1949年に生まれた世代とした場合、2024年現在の年齢は、75歳~77歳です。一番人口ボリュームが多いゾーンです。
日本人の健康寿命は75歳前後のため、団塊の世代と言われる方々も、まだなんと自分のことは自分でできる方もいらっしゃいますが、これからどんどん介護が必要になってくると思います。
一番人口ボリュームが多い団塊の世代に介護が必要となってくるであろう、今から20年後くらいまでが、厳しい時代になると言われています。なんとか「自分のことは自分でやろう。」と思ってもらえることが必要だと思います。
そうでなければ、少子高齢化が進んだ日本で、介護業界の人手不足はますます深刻になりますし、介護する側もされる側も不幸になってしまいます。「やってもらって当たり前」ではなく、「自分でやれることは、自分がやって当たり前」の社会にならなければならいのではないでしょうか。
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