
【書籍レビュー】すべては「好き嫌い」から始まる
「すべては好き嫌いから始まる」という本は、楠木建先生が書かれた一冊です。この本を読むきっかけの一つは、尾石晴さんがVoicyで少しお話しされていたことと、タイトルに惹かれて手に取りました。
この本では、「世の中には『好き嫌い族』と『良し悪し族』がいる」と書かれています。
• 好き嫌い族:個人的な価値観に基づき、「これは好き」「これは嫌い」とミクロの視点で世の中を見て、合わないことがあっても「それぞれの好き嫌いだから良いんじゃないの。」とやり過ごす。
• 良し悪し族:物事に対して「これはダメ」「こんなことをしてはいけない」と、「悪いこと」を指弾し、世の中から無くそうとする。
そして、「良し悪し族」は、他人を批判しやすい傾向があると言う内容でした。
印象に残った部分
私がこの本の中で一番印象に残ったのは、楠木先生が語る「好き:経験、嫌い:想像」と言う部分です。
いくら入れ込んで想像しても、実際に体験してみると、事前の予想と現実とではまるで違う。とどのつまりは、経験してみないことには始まらない。未知のことについては、それが未知であるほど、事前にあれこれ考えずに「ま、とりあえずやってみるか・・・。」という姿勢で生活している。10時間の想像よりも1分の実体験。これが僕の結論だ。
私は未知のことに挑戦するとき、つい考えすぎてしまうタイプです。時間をかけてあれこれ想像した挙句、行動に移さず終わってしまうことも多々あります。この本を読んで、「とりあえずやってみる」という気持ちで行動することの大切さを改めて実感しました。
「10時間の想像よりも1分の実体験」という言葉、まさにその通りです。
自分の中の「良し悪し族」に気づく
また、私は時々「これはダメ」「あれは良くない」と、物事を良し悪しで見てしまうことがあります。自分でも気づかないうちに「良し悪し族」のようになってしまうのです。
この本を読んで、もっと「好き嫌い族」のように、自分の基準で「これは好き」「これは嫌い」とシンプルに判断する方がいいなと思いました。自分の価値観を大切にしつつ、他人に対して批判的になりすぎない姿勢を心がけていきたいです。
行動することの大切さ
この本を通して、私はこれから「まずはやってみる」という気持ちを大事にしていきたいと思います。考えすぎて行動を止めるのではなく、小さな一歩を踏み出すこと。その積み重ねが、新しい経験や学びにつながるのだと感じました。
そして、自分の好き嫌いをもっと大切にし、柔軟な視点で日々の生活を楽しんでいきたいと思います。
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