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【書籍レビュー】成瀬は天下を取りに行く、成瀬は信じた道を行く
最近、月に最低2冊は本を読むことを目標にしています。空いた時間をなるべく有効活用し、本を読む習慣を心がけています。
そこで、今回は、少し前から気になっていた、2024年の本屋大賞を受賞した 『成瀬は天下を取りに行く』 と、その続編である 『成瀬は信じた道を行く』 を読みましたので、書籍レビューをしたいと思います。
この小説は、主人公の成瀬あかりを中心に、彼女とその周りの人々を描いた物語です。成瀬の性格は一言で言うと「わが道を行くタイプ」。この二冊では、彼女が中学生から少しずつ成長し、大学生になるまでのエピソードが描かれています。
主人公の成瀬は
「やりたいことをやる」
「周りのことを気にしない」
という信念を持ち、思い立ったらすぐ行動に移します。例えば、M-1グランプリに出場したり、観光大使に挑戦したりと、坊主にしたり、などなど
普通の人が思いつかないようなことに次々と挑戦していきます。読んでいる最初のうちは「どうしてそんなことをやるの?」「本当にできるの?」と半信半疑になりますが、彼女の前向きに挑戦する姿に心を打たれ、自分自身も「もっと自分らしく生きていかなければ」と考えさせられました。
物語を通して、成瀬が蒔いたたくさんの種が成長し、自分にしかできないことを増やしていく姿に憧れに近いものを感じました。この生き方に触れ、自分も「やりたいこと」をどうやったら実現できるかを考え、まずは一歩踏み出してみることを意識したいと思いました。
また、小説なので気軽に読めるのも魅力の一つです。短編のように区切りがあり、1話分だけなら短い時間でも読み切れる構成になっています。気になる方はぜひ手に取ってみてください。
最後に、この本の作者についても少し触れておきます。「今時の学生さんの本だなぁ。」と思ったので、自分より若い方が書かれているのかなと思いましたが、著者の宮島未奈さんは現在41歳の方です。もっと若い方が書いているのではないかと思っていたので、少し驚きました。
以上、本の感想でした!
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