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【書籍レビュー】ビリギャル真実の物語
キラッキラの君になるために ビリギャル「真実の物語」感想文
「キラッキラの君になるために ビリギャル 真実の物語」という本を読みました。この本を手に取ったきっかけは、作者である小林さやかさんが「2023年note創作大賞」を受賞されたことです。
そのnoteの内容がとても印象的で、更に、書籍や映画で話題となったビリギャルの小林さやかさんが、現在、どのような活動をしているのかに興味が湧き、図書館で借りてみました。
感想
本を読んで感じたのは、「死ぬほど何かを頑張るには、ワクワクする目標を見つけることが大切である」ということ。そして、「自分を信じて応援してくれる人の存在」がどれほど重要か、改めて気づかされました。
何かを一生懸命頑張ることは、時にとても辛く、大変なことです。一人で頑張ろうとしても、心が折れてしまうことがあります。そんな時に、「絶対に大丈夫」「君ならできる」と信じてくれる人がそばにいることで、頑張る力が湧いてくるのです。小林さやかさんにとって、その存在は、お母さん(あーちゃん)と塾の先生である坪田先生でした。
坪田先生とあーちゃんは、常に「君ならできる、慶応に入れる」とさやかさんを励まし続けました。このように、前向きな言葉が人に与える影響は、「ピグマリオン効果」と言われるようです。ピグマリオン効果とは、「前向きな期待をかけられることで、人がその期待に応えようとやる気や自信を持つようになる」という心理学の用語です。
一方で、否定的な言葉をかけると人のやる気が失われ、自信を喪失してしまう「ゴーレム効果」もあると知りました。つまり、言葉には魂があり、その人の行動や結果に大きく影響を与える力があるのだと、この本を通じて学びました。
TeachとCoachの違い
本書では、「Teach(教える)」と「Coach(コーチ)」の違いについても触れられていました。
• Teach(教える): 一方通行で知識やスキルを伝える。学校の先生のような教え方。
• Coach(コーチング): 目標に向かい、共に考え、サポートする双方向的な指導。
さやかちゃんは、coachというブランドのロゴを見たことがあるかな?馬車の形をしているね。英和辞書でcoachという英単語を引いてごらん。『名詞:馬車』と出てくるね。実は、そこから派生した動詞の意味もある。『大切なひちを目的の場所まで連れていく』という意味なんだ。
坪田先生は、まさに小林さやかさんのコーチとして、目標達成まで寄り添い続けた存在だったのだと感じました。
この本を読んで感じたこと
私はこの本を読んで、「自分自身もっとワクワクする目標を見つけたい」と思いました。そして、子どもたちにも、たくさんのワクワクするものを見つけて欲しい、そしてそこに向かって努力をしてほしいと願っています。
また、理学療法士としての自分を振り返ったとき、これまで「Teach(教える)」が中心だったのではないかと感じました。今後は「Coach(コーチ)」として、患者さんやその家族と一緒に目標に向かい、寄り添いながらサポートする姿勢を大切にしていきたいです。
本書を通じて思い出したのが、「スラムダンク」の安西先生の言葉です。
「諦めたら、そこで試合終了だよ」。
私も安西先生のようなコーチになりたいと強く思いました。
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