180度 私の考え方を変えた夫の育児休暇

先日、育児休暇について記事にしました。

コメントをくださった皆様、ありがとうございました！！
コメントをくださった皆さんの意見、とても参考になりました。また「育児休暇を拒否することは、あってはならない。」と思ってくださっており、とても心強く感じました。

私は、２回、転職で病院を変わっていますが、今まで勤めた、または現在勤めている病院では、大なり小なり、
・有給休暇が取りにくい（または、ある程度の確率で断られる）、
・育児休暇が取りにくい（または、ある程度の確率で男性は断られる、女性の場合は育児休暇の期間を短くするように迫られる）、
・残業申請をしても残業時間を削られる（もしくは、上司の許可が無ければ残業申請すらできない。）、
・職場で指示された勉強会や学会に参加しても「自己研鑽」と言う名のもと仕事扱いにならず、自分でお金を払う必要があったり、休みの日に行く必要がある場合があるなど、
徐々に改善してきている印象ですが、病院ルールのようなものが横行していました。多分、私の勤めた病院がたまたまそうであるというより、「病院」と言う職場がそのような体質であり、法律や就業規則が守られないことが当たり前と言うイメージがあります。。。病院勤務の皆さん、いかがでしょうか・・・・？

その私の考え方を変えたのは、私の主人です。
上記のような話を主人にすると、「有り得ない。」、「自分の会社でそのようなことがあったら、管理職を下ろされるレベル。」、「然るべきところに訴えれば、絶対勝てるよ。」と良く言われます。

本日は、そんな主人が育児休暇を取った時の話をしたいと思います。

私には、２人子どもがいます。どちら出産の時も私は里帰りはしませんでした。１人目の時は、子育てを甘く考えていました。きっと私１人でも問題なく子育てできるだろうと。そのため、主人に育児休暇を取ってもらうことなど微塵も考えていませんでした。しかし、出産後、その考えを後悔します。育児は想像以上に過酷でツラい日々でした。そのため、２人目妊娠が分かった時は「絶対に主人に育児休暇を取ってもらおう。」と考え、育児休暇を取るように主人に伝えました。主人は「育児休暇か。うん、１ヶ月なら何とか会社に聞いてみるよ。」と言いました。私は、「いやいや、３ヶ月は取ってよ。」と伝えましたが、主人は数日間考えた後で、「やっぱり１ヶ月くらいしか難しい。」と言う判断をし、上司に１ヶ月の育児休暇の申請をしたようです。すると、上司からは「１ヶ月じゃすぐ終わっちゃうでしょ。それじゃ、育児休暇と取る意味ないよ。今の時期ならそこまで忙しくないし、年内（12月末まで）取っていいよ。」（8月出産のため、４ヶ月強）とアッサリと育児休暇を認めてくれ、１ヶ月の申請を４ヶ月強に伸ばし育児休暇を取らせてくれました！！そして「いつ予定日なの？」と聞き、予定日前後はいつでも休めるように、仕事を調整してくれました。神がいました、、、、！！！！私の主人の上司は神でした！！！そのため、予定日より１日早く陣痛が来ましたが、休みを取っていた主人のお陰で、上の子を主人に預け、すぐに陣痛タクシーで産婦人科に向かうことができ、問題なく出産することができました。もし、会社から休みを貰えてなかったら、どうなっていたか分かりません。コロナの時期で、我が子であっても病院に連れて行ってはいけないルールだったため、もし予定日前後に、主人の休みが取れてないかったら陣痛がきた時点で主人に連絡をし、仕事を切り上げて帰ってきてもらうまで、上の子を見ながら陣痛に耐えていたことでしょう。。。。
本当に、考えるだけでも恐ろしいです。

主人の会社では、育児休暇の申請を当たり前のように許可してくれるどころか、仕事の調節などをしてくれる会社です。ちなみに、現在は、とても忙しく、有給すらもなかなか取れない日々が続いています。つまり、働く時は働く、休める時は休む、と言うメリハリのある職場だと、私は考えています。
決して緩い職場では有りません。

先日、主人から「まだわからないけど、近い内に昇格できるかもしれない。」と話をされました。４ヶ月強の育児休暇を取りましたが、昇格も問題なくさせてもらえそうです。

令和４年度の合計特殊出生率は1.26人だそうです。多く産む人もいれば、産まない方もいるため、個人差もあると思いますが、多くの人は、育児休暇を取ったとしても、人生で１〜２回だと思います。もちろん、職場の事情があることも分かりますが、子どもと濃密に過ごせる貴重な育児休暇を拒否するような職場は、そろそろ淘汰されるべきではないか、と私は思います。

一応、伝えておきますが、私は現在の職場が大好きです。
職場の人も皆いい人です。私が願うことは、現在の職場がきちんと法律や就業規則を守ってくれる職場になることを、強く望んでいます。

以上、本日も読んでいただき、ありがとうございました！！