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【書籍レビュー】きみのお金は誰のために

「きみのお金は誰のために」は田内学さんの著書です。かなり話題になり気になってはいましたが、やっとAudibleで聞く事ができました。先日の記事でも書きましたが、Audibleでの耳読はとっても快適です。 

すごく良い本でした。何度も読み返したい本ですし、多くの人が知ってく必要のある話だと思いました。

この本は、お金に関することを学べますが、小説として書かれているので、とても読みやすかったです。中学生くらいでも問題なく読めそうな気がします。
中学2年生の主人公の優斗が偶然の出会いで、投資銀行で働く七海と一緒に、「ボス」と言われる人物からお金について学んでいくというストーリーです。多くの人が間違っているお金の知識について、分かりやすく教えてくれます。

1、お金自体に価値はない。
2、お金で解決できる問題はない。
3、みんなでお金を貯めても意味はない。

小説として読んでもとても面白く、心温まる感動のストーリーでした。そして、お金の話も、なぜ紙幣が使われるようになったのか、インフレとは何か、などなど、過去の歴史から教えてくれたり、現在の日本の大きな問題である少子化や社会保障の問題を分かりやすく教えてくれています。特に、社会保障の問題など、高齢者vs現役世代と言う構造で考えがちですが、そうではないと言うことを分かりやすく客観的に教えてくれます。

この本を読んで、改めて「働く」と言う本当の意味について考えるきっかけになりました。なぜなら、今の莫大な富を持っている企業や人物は、「問題を解決しよう。」「格差を無くそう」としてきた人たちです。つまり、「お金を稼ぐこと=仕事」ではなく、「世の中を良くしよう。」と働いた結果が、お金を稼ぐことにつながるのだと改めて気付いたからです。

この本は近いうちに、もう一度Audibleで聞いてみたいと思います。

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春野 さとみ【理学療法士×ワーママ】
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