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片付けることと作り出すこと

片付けることと作り出すことは、一見相反するようにもみえます。片付けたはずが作り出すのですから。私はどちらも好きなので、困ることはないのですが、作り出す一方だと、ものがあふれてしまうかもしれませんね。

片付けも好きですが、一方で私はあふれるモノも、好きです。あふれるほどの紙や色鉛筆。一見したら何に使うかわからないような空き箱や部材たち。ボタンにはぎれに…。自分でも呆れるほどあらゆるがらくたがこの家にはあります。でも、好きだから仕方ない。そしてそれらのあふれるモノたちから、またなにかを作り出す(工作)のです。

初めての投稿は最近の工作をご紹介します。五歳の娘と合作した2021年のカレンダー(写真)です。材料は、少し厚手の紙、結束バンド、リボン。全て家にあるものです。12枚の紙のカットとデザインは娘が担当し、数字の書き込みと全体の成型は母(私)が担当しました。1月も半ば過ぎてしまってから、先日ようやく成型して完成しました。(母担当の成型が残でした汗。)意外と苦労したのは12枚の紙をつなぐところでした。リボンで壁に吊るすタイプのものを作ろうとしていたので、1月から2月に変わるときにどうめくるときれいか、悩みました。色々試した結果、2つずつ穴をあけた12枚の紙を重ねて結束バンドで止め、一旦置き型カレンダーのような形を作りました。それから結束バンドで作ったわっかに、長めのリボンをつなげて吊るすタイプに仕上げました。

こうすると、2月になったときに1月をちぎってしまわずに済むのです。

ポイントは、リボンの色とわっかの色とわっかの大きさでした。今回はグレーの存在感あるリボンを使用したので、わっかには目立ちにくい白っぽい結束バンドを使用し、かつできるだけ小さなわっかにしました。うまく仕上がったので義母へ郵送し、プレゼントしました。

作ってみての感想は、カレンダーを作るのは意外と大変、でした。数字を横に7つ縦に4つ並べて書くのと、祝日の色を間違えずに書くのに緊張し苦労しました。そうはいっても、あるものでうまく作れたなぁと思えたときの満足感は私にとっての工作の楽しみにほかならないです。(自画自賛。)

で、長くなりましたがこの、あるものでなにかを作る、というのが、片付けに通ずると思うのです。家にあるもので作るので、確かにものは増えないです。ただし減ってもいないです。別の形に変わっただけなのです。ものが増えたか減ったかということではなく、がらくただったものがうまくパーツとして別のものに生まれ変わる=片付くということなのです。整理しものを減らすことの片付けももちろん好きですが、こういった片付けも同じく喜びを感じます。うまくものを収納できたときの喜びに似ているなぁと思います。

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