恋と愛

恋や愛には歴史や相違があります。
恋とは一時的なもの、一方的なもの。
男女間でしか発生しない感情。
愛とは相手に全てを捧げる、短所を許すこと、
不完全な存在を許せること。
家族、友人にも使える言葉。想い。

恋の歴史
百人一首や俳句、短歌などにも使われていたのが恋。
昔から親しみのあった言葉だそうです。
平安時代まで遡っていきます。
当初結婚したはいいけれど、一緒に住むことはなく
夫が妻の元へ尋ねていたそうです。
中期には夫が妻の家に同居するという形になったそうです。

愛の歴史
相手のことを中心に物事を考え、相手のために何ができるのか
考えること。
愛とはもともと日本にあった言葉ではなく、
中国から仏教用語としてきた漢語。
日本では強い欲望という意味で使われており、
欲望に根差したものだと仏教では伝えられています。
これは『解脱(げだつ)』を妨げる良くないものの1つ。
ちなみに解脱とは束縛や苦しみから抜け出し悟りを得ること。
そして仏教は解脱が1番幸せになる唯一の手段だったと教えています。

明治時代まで進んでいくにつれ、西洋の文化やモノ、言葉などが日本に大量に流入されてきて、この頃『Love』や
フランス語の『amour』などが知られるようになり
日本語をこれらに訳すいい言葉はないかと考えられたそうです

そこで白羽の矢が立ったのが『愛』です。
Loveやamourなどは上記で説明してあるので、日本でも
慈しむということの意味を持つようになったのです。

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