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日本海リーグ合同トライアウト

 冬の始まり立冬が過ぎ、時折吹く風は冷たいものの、快晴の秋晴れに恵まれた11月9日、金沢錦町の遊学館高校のグランドにて独立リーグ・日本海リーグの合同トライアウト。

 富山GRNサンダーバーズ、石川ミリオンスターズ、どちらのチームも投手はもちろん、内外野の選手を喉から手が出るほど望んでいるので、球団社長を始めコーチ陣の方々も目を皿の様にされての精査。

プルペンでズラリと並ぶ関係者の方々

 投手組26名と野手組31名に分かれてまずは50m走のタイム計測から始まり、遠投の距離測定、グランドに散った野手の守備とゲージバッティング、次にプルペンで投手のピッチングをチェック。
 名前ではなく、”P-18"や”Y-5”と番号で呼ばれる選手達は一様に鋭い眼光と険しい顔つき。

 参加選手全員の上記チェックだけで午前中の時間は過ぎてしまい、この一次審査で去る事になった参加選手達がキャリーケースをガラガラと音を立てながら、グランド脇のアスファルトを歩いて行く。

 選手の評価は基本であるキャッチボールと遠投にも顕著に現れると考えており、自身もアップの時点からじっくりと見させて頂いたが、球がバラける事なく相手の胸元にきっちりと返せる選手は、やはり審査に残っていた。

投手陣でお一人、遠投ピカイチの選手がいました

 140km台を計測した投手は二人。
 一次審査後のゲーム形式でもかわるがわるマウンドに上がり、フォシーム、スライダー、ツーシーム、フォークを投げ込んでいく。
 バッティングもそうだが、二次審査はグランド外ネット越しの見学だったので、あまりよく見えず自身の判断は全く出来ず。

 果たしてこの中から何人の選手が来年3月の新入団会見の席につけるのか、楽しみと少しの怖さを感じる、照り紅葉が眩しい一日でした。

遊学館高校出身、千葉ロッテマリーンズ三木亮選手が
寄贈したバッティングゲージ

(写真は全て筆者撮影)

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