ダライ・ラマの言葉
ダライ・ラマは「智慧の大海」をあらわすといわれ、存命する最も賢明な人は誰か?の問いに常に選ばれる人物でもあります。1935/7/6に誕生し数奇な人生を歩まれています。今年87歳(セブン・イヤーズ・イン・チベット映画など参考にしてください)彼が語った言葉があります。
住む家は大きくなっているのに、家族は減っている 便利になっているのに、時間に追われている 学位は増えているのに、分別は失われている 知識は増えているのに、判断力は鈍っている 薬はよくなっているのに、健康は衰えている はるか月まで行って帰ってきたのに 道をわたって新しい隣人にあいさつするのに苦労している 性能の良いコンピューターを開発し、ますます多くの情報を蓄えられるのに コミュニケーションはうまくとれない 量は豊富になったのに、質が下がっている あわただしい食事なのに、消化不良の時代 体は立派なのに、こころは貧しい時代 利益は大きいのに、関係はうわべだけの時代 ショーウインドウにたくさんのものが並んでいるのに 部屋にはなにもない、そんな時代
「ダライ・ラマ 子どもと語る」 春秋社 クラウディア・リンケ著
とりわけわかりやすい言葉で伝えてくれています。一番気にいっているところは、学位が増えているのに、分別は失われている のところです
教育や学習が知識をもたらします。しかし、知識を用いるときに分別があることが大事だと説きます。分別=「よいこころ」を持っている人は、他者を助けたいという気持ちをもとに行動します。人間が本当に人間らしく生きるには、そして自身の存在に意味を与えるためには、「よいこころ」をはぐくむことが不可欠なのです。
でも、「よいこころ」ってどうやってみにつければいいのだろう? 悟れていない自分がいた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?