教師の役割と覚悟
今年の3月末まで教師をしていました。この3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響をうけて、オンラインでの授業の実施やらで、教師の仕事がまたさらに増えました。学校に集まれないのでしかたがない。みんなの顔を見たいけど、知識を伝えるのならオンラインでもできる。そしたら教師の役割は何なのか?人が育つとは何なのか?
これから先いくら技術が進んでも、教師は、人間的な温かさを一切見せずにだだ何かを語るだけのロボットのような存在であってはいけない。そんな教師もいるのだけれど、ただ知識を教えるためにそこにいるわけではない。教室でリアルタイムでいれば、いろんな事がおこる。教師が居眠りしている子どもにかけることばがあり、叱られたときの沈黙もある。知識だけでなく人としての真の価値を伝えるために存在するのです。教師自身がそれぞれの心の中で、子どもたちの長い未来に本当の関心を抱いていなければ、愛や思いやりの意義についていくら語っても、子どもの頭の中にはおそらく何も残らない。伝える知識が豊富であるだけでなく、その覚悟がなければならない仕事。
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