同じ場所で気分を入れ替えるためのポイント
こんにちは、おがくずにゃんこです。
たまには簡単なTipsも悪くないかなと思い、家でも気分を入れ替えるコツをまとめました。
リモートワークが普及している昨今、自宅が職場になっている方も少なくないと思います。そうでなくても、勉強というのは誘惑に溢れる自分の部屋だと難しいものです。
しかし、自宅以外で勉強するにも図書館は満席!カフェでは冷たい目線を浴びせられるし、ちょっと高い勉強カフェを契約するお金もない...そうなってくると消去法的に勉強も自宅で頑張るしかありません。
ここで頑張るという言葉を使いましたが、「やる気が出たらやる」という考え方は最も危険です。何千という記事で引用される生物学者の池谷先生の言葉を借りると、そもそもやる気なんて存在しないのです。
そこで、「勉強モード」と「リラックスモード」を切り替えるために私が実践している方法を紹介します。
前提として、自宅で捗るかどうかというのは経験則的に個人差が大きいです。家で集中できない場合は諦めて、少しでも安く勉強できる場所を探すのも手です。晴れなら公園もアリですし、自宅でも廊下を利用すると意外と集中できます。私も色々工夫していますが、できるだけ外に出たほうが集中できるタイプです。
そんな私が5年間の経験で編み出した、どうしても家で作業しなければならないときに実践している、気分を入れ替えるための工夫は以下3つです。
1. 時間で区切る
1つ目は人間の体に馴染みやすい、最も簡単な方法です。
人間はイレギュラーな行動に対してよりエネルギーを費やし、1日に決断できる回数は決まっているというのは有名な話です。
朝起きる時間、ご飯を食べる時間、寝る時間など、1日のあらゆる行動はルーティン化することで自動的・無意識的に行動できます。
同じように勉強時間、仕事時間も決めましょう。
もちろん毎日揃えるのは難しいと思うので、個人的なおすすめは1週間分の標準パターンを決めておくことです。そこから外れたときは、合計時間が同じになる範囲で調節しましょう。
それができるようになったら、さらに予定を細分化しましょう。勉強、仕事のようなざっくりとした区分けでなく、「◯◯の勉強」や「書類対応」のようにタスクベースで分解し、予定を決めておけば体が自然とそれらの行動を始めるようになります。
人間には作業興奮という特性があるため、習慣化した行動によってまず第一歩を踏み出し、後は作業興奮で流れ作業的に継続して少しでも長くタスクを続けることができれば成功です。
この特性を活用し、「とりあえず3分」と決めて作業に取り掛かるのも有効です。
2. 置物を視界に入る場所に設置し、モードによって変える
2つ目は少しでも場所が変わったと感じさせるための工夫です。
簡単な物で良いので、遊び時間・勉強時間・仕事時間のそれぞれで目の前の置物を変えましょう。
写真はあくまでイメージですが、こんな感じの猫の置物の種類を変えることで私は目印としています。
これによってモードと異なる状態にあるとき、今は勉強時間なのに遊んでいる!と脳に認識させます。この経験を積み重ねることで、「遊びモード」「勉強モード」などが自分の認識の中で形成されていきます。
3. BGMを流す
3つ目は個人的に毎日流しています。
勉強や作業中のBGMとして、個人的には歌詞のないものをおすすめします。歌詞のある音楽は頭の中で言葉が反芻されてしまうため、気が散ってしまいます。また、ジブリ音楽などは歌詞がなくても頭の中に歌詞が浮かんでしまいます。
最近は生成AIの影響か、YouTubeで「Lo-fi BGM」と検索するだけで好みの音楽が大量に出てくるようになりました。もはや「Lo-fi」というのは一つのジャンルを示す記号になってしまいました。
他にも作業内容ごとにBGMを考えるチャンネルや、それらをまとめる次のような記事が大量に出てくるので好みの設定にいずれたどり着くでしょう。
終わりに
今回は同じ場所でも気分を入れ替えるための工夫として、「時間で区切る」「(場所が無理なので)置物で区切る」「BGMで気を紛らわす」という3つを紹介しました。
私は実家がそこそこ広いのですが、広い空間は貴重だということを社会人になっても実感します。
一戸建ての割合が減り、カフェや図書館も人で溢れるようになった現代では、気分を入れ替えることに困る人が増えてきていると感じます。
これは本来ビジネスチャンスですが、そもそもカフェ側からすると長居されるお一人様は採算取れないからこういう状況になってるんだよな、と考えると一筋縄ではいかなさそうですね。
何か良いアイディアを思いついたら、そのときは有料記事で公開してみます。