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さよならEvernote。他のサービスを考えてみた。Google Drive、Notion、Trello、などなど

2023/07/02追記:
以下の記事で、デジタルツール全般の2023年版最新事情を解説しています。


ツール系の話はあまりしてこなかったのですが、ノートアプリの重さに我慢できなくなってきました。

数年前からEvernote(有料版)を愛用しているのですが、私の場合は合計2,000ノートになるほどのノートを管理しています。

そうすると、1つのノートに対してリッチにする機能というのは正直不要であり、むしろリッチな機能によって従来の軽さが非常に損なわれてきたと感じています。

そこで、Evernoteの代わりとなるサービスについて、個人的に考えてみました。

めちゃくちゃマニアックなサービスが出てくるので、こんなやり方もあるのか、くらいの気持ちで見ていただけると幸いです。

そもそも、なぜノートが必要なのか


どんな行動もまずは理由から、「Whyから始めよ」と有名な教授も言っているので、そもそもなぜノートが必要か考えてみます。

自分の場合は整理すると以下のような用途でノートを使うのかなと思いました。もちろん、今まではEvernoteで集約していました。

①日々思い浮かぶ雑多なアイディアの記録
②ニュース記事やブログのクリッピング
③目標の管理
④簡単なソースコードや開発Tipsの管理
⑤勉強ノートの代わり
⑥論文、PDF資料の管理
⑦食べたラーメンの記録

意外と整理すると、大きくこの7つが主要な目的であるということがわかりました。

これらを自分がどうEvernoteから脱却させるのか、以下大暴露しちゃいます。

代替ツールの検討

まずは、目的ごとにどんなツールが向いているのか実際に使ってみて検証しました。

その結果、自分は以下のような形式に落ち着きました。

①日々思い浮かぶ雑多なアイディアの記録→Evernote無料版
②ニュース記事やブログのクリッピング→Newspicks
③目標の管理→Trello
④簡単なソースコードや開発Tipsの管理→Notion
⑤勉強ノートの代わり→Google ドキュメント
⑥論文、PDF資料の管理→Google Drive
⑦食べたラーメンの記録→Google マップ


①は、さよならEvernoteと言いながらさよならしていなくてすみません。

でもやっぱり、①のカテゴリだけで既に1,000以上のノートがあるので、今さら乗り換えるのはハードルが高いです。

サクッと乗り換えられるという方であれば、以下のサービスを超おすすめします。

これはテキストデータのみの保存となりますが、とても軽く、デバイス間での同期も無料でできる素晴らしいサービスです。

Simperniumという仕組みを使っていてソースもオープンなので、エンジニアであればある程度の貢献やカスタマイズもできるという、設計思想も優れたアプリです。


②は、自称意識高い系であれば必ず使ったことのあるニュースメディアかと思います。

昔はお気に入りの記事が消えてしまうと悲しかったこともあり、Evernoteにクリップする形式をとっていました。

でも、冷静に考えて無駄だと気づいたんですね。情報はすぐにシェアされ拡散されるような時代になった今、プラットフォーマーとなるSNSに、自分が分かる形で保存されてさえいれば問題ないのだと、気づきました。

自分にとってはそれがNewspicksだった、ただそれだけです。


③は、IT系に勤めていれば聞いたことがあるサービスかと思います。

ざっくりと説明すると、オンラインのボード形式でメモを取れるwebアプリです。

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かなりクセがあるサービスなので慣れるまで時間がかかりますが、慣れるとサクサク操作が癖になります。

どういう使い方をしているのかは、また別の記事で紹介したいと思います。

ちなみにこのサービスはオーストラリアのIT企業であるAtlassian社が作っています。

世界で一番高い木造ビルの本社建設を予定している会社です。こんなところで働いてみたいですね。


④は、このサービスのためにこの記事を書いたといっても過言ではありません。

Evernoteの機能がリッチになっても、Notionのリッチさにはまるで敵いません。個人的に気に入っている機能は以下です。

・ソースコードの色分け表示ができる
・カスタマイズした一覧表示ができる
・好きな色でタグ分類できる

Notionは公式でEvernoteからの移行方法を紹介しているという攻めた一面もありますが、基本的に良心的なサービスです。

唯一の欠点は、ノート数に比例して重くなることです。この理由から、アイディアなどの雑多な記録のすべてをNotionに移行することはおすすめしません。あくまでまとまった記録として優れたサービスだと思っています。特にエンジニアにとっては、知見を蓄積するサービスとしてこれ以上のサービスは無いというレベルのクオリティだと思います。


⑤は、正直Notionに統合すれば良いレベルのことではあるのですが、大学時代の講義はWordで記録していたこともあり、割としっくり来ています。

別記事でも紹介しましたが、GoogleではGoogle Oneという新しい概念を提唱しており、Google Drive、Googleフォトなど様々なサービスを一元管理するプラットフォームを提供しています。

Google ドキュメントはWordとは違い、無料でリッチなドキュメントを作成できるだけでなく、Google Apps Scriptを通して様々なサービスと連携することができます。

学習した内容を記録するだけでなく、必要な部分だけを見返したり、最新の情報が欲しい部分を常に最新の情報に更新させるなど、個人の生活に自動化を取り入れることができる優れたツールです。

詳しい使い方については、別記事で後日紹介したいと思います。


⑥は、⑤と同じくGoogleのサービスになります。

論文を中心として、PDFの文章に触れる機会はよくあります。

仕事でも会計に関するような眠くなる資料は、できるだけタブレットから見たいなと思っています。

そういうときGoogle Driveに保存さえしていれば、どこからでもアクセスすることができます。

論文に限らず、自分はあらゆるファイルをGoogle Driveで管理しています。

こうすることで、USBを持ち歩く必要はなくなり、必要な情報を探すためにPCをわざわざ立ち上げるという手間もなくなります。

クラウドのメリットを享受するだけであれば、Google Driveでなくても良いかもしれません。

しかし個人的には、Google ドキュメントやスプレッドシートなどは、Boxなど他のサービスに比べて使い勝手が良いです。

また、無料で15GBという容量も、Dropboxなど他のサービスより多いです。

どこか一つのポイントだけで言えば優れているサービスは他にもありますが、総合してGoogle ドライブは抜きん出ていると考えています。


⑦は、完全に趣味の話ですが、ラーメンの食べ歩きは欠かせないライフワークになっています。

正直ラーメンを記録するアプリはたくさんリリースされていますが、どれも決め手にかけます。

主な理由は、どれか1つのアプリに依存すると、そのサービスが終了したときに自分が手塩にかけた記録が全て消えてしまう、というリスクが避けられないことです。

もういっそのこと、SNSのような形でパブリックに公開してでも、記録を残したいということでたどり着いたのが、Google マップに保存するという方法です。

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Google マップには「マイプレイス」という機能があり、これを使えばフォルダ感覚で分類し、好きな場所を保存することができます。

さらにGoogle マップで直に管理すれば、閉店してしまったお店の情報もすぐにわかります。

Google マップがサービス終了する日は、現時点では想像できませんね。

まとめ

今日は、いくつかのツールを紹介してきました。

一部ノートではないサービスもありますが、うまく情報を整理する一助になればと思います。

①Simplenote(シンプルなノート)
②Newspicks(ジャンル特化型SNS)
③Trello(タスク管理)
④Notion(リッチなノート)
⑤Google ドキュメント(クラウド型ドキュメント)
⑥Google Drive(クラウド)
⑦Google マップ(ジャンル特化型サービス)

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