妊婦さんファイト
最近、インスタグラムで見付けたとある妊婦さんをこっそり応援しています。
妊娠中のつわりのしんどさや、食べた物などアップされていて、
うわぁああああ、妊娠中のこと、懐かしいぃぃぃいい
となり、思わずフォローしました。
そうそう、胃が痛かったよね、とかつわりしんどかったよなとか。
お腹が大きくなるとゆっくりしか動けなかったね。
寝返りも一苦労だったな、と当時を思い出しながら見ています。
あんなに辛かったのに、終わりが来ないんじゃないか?とすら思っていたのに、綺麗さっぱり忘れていました。
野口整体では毎日「散歩」をすることを勧めています。
歩けばいいと思ってガシガシ歩いている妊婦さんを見ると、
ちょっと待ってーーーーーーそうじゃないのよーーーー
と叫びたくなってしまいます。
心配だからと言って旦那さんがついて来ちゃうのも反対。
妊婦さんのペースでゆっくり歩いて欲しいのに、旦那さんの歩くペースが速い。
お散歩は、身体との対話。
ゆっくり景色を見ながら、歩くことを通して身体を感じる。
お腹に手を当てて、「段差をまたぐよ」、「お花がきれいだね」、「これは黄色っていうんだよ」、「少し寒いね」、「猫がいたね」
散歩をしながら、散歩中じゃなくても、常にお腹の子に話かけました。
意識を向けることを、野口整体では「愉氣(ゆき)」と言います。
この愉氣を、妊娠したら毎分、毎秒行うこと、と師匠から教わりました。
愉氣をたくさん受けて産まれて来た子は、人間の顔をしている。
(愉氣が足りていない子はお猿の顔をして産まれてくると言われています)
産まれて来た子の顔を見ると、妊娠中にどんなに気持ちを向けられて育ったかが分かります。
お伝えしても、それが上手にできるお母さんもいれば、ちょっと下手くそで何をどう伝えても伝わらないお母さんもいました。
野口整体の出産は江戸時代の出産が理想なんです。
産後間もないお母さんと赤ちゃんに明るい照明はとても刺激が強い。
なので、写真すら撮れないくらい薄暗いところに居て欲しいのですが、なかなかそこまでできるお母さんは少なかったです。
そして、写真(ほんとはやめてって思ってる)を撮ったよって見せて貰ったり、
赤ちゃん連れで産後の骨盤調整に来て貰うと、
試行錯誤ながら上手に愉氣できているな、と感じたお母さんの赤ちゃんは人間の顔をして産まれて来ていて、
下手くそだな、と感じていたお母さんの赤ちゃんは、お猿さんの顔をしていました。