私の時代は終わった。
この見出しを見てピンときた方、加藤はいね氏のファンですね?
そう、私もファンなんです。
知らない方のためにお伝えすると、もう3年ほど更新されていない加藤はいね氏のはてなブログのタイトルが「私の時代は終わった。」なんです。
加藤はいね氏、看護師さんでしたがお元気でしょうか・・・。
彼氏できたからブログやめたのかな。
外出自粛要請の中どれだけの方が電車に乗っているか、引きこもりもとい高純度の在宅ワークの私には知る由もありませんが、電車の中では読まないほうがいいですよ。
ぷるぷるしちゃうので。読めばわかりますが、まぁぷるぷるします。
そんなレジェンド級のタイトルを持ち出して語るのが「さよなら、昨日までのワタシ」的な「さよなら、コロナ前の生活」というわけです。
今まで私、終わりって結構噛みしめる方だったんです。
「この会社もあと一週間、あと3日、明日まで」みたいな感じでそれはもう湿っぽく。
会社を辞めるときも、祖母の家を解体するときも、父が亡くなるときも、事務所を引き払うときも。
終わりをしみじみと味わって、さらに情緒不安定になって、って自爆行為で周囲にご迷惑をかけてた、と思ってたんですが、今回のコロナは前触れ無く「終わり」が来ました。
さすがにそろそろ私も「もう全て今まで通り」って生活にはなんないだろうなって思っています。
私は阪神大震災も中学上がる寸前に経験しているんですが、あれは否が応でも「壊れた、終わった」と突きつけられてどうにもならない現実を突きつけられたのである意味バッサリ諦めがついたんです。
でも今回のコロナは、亡くなる方もたくさんいらっしゃいますが、建物が壊れたりと目に見える形での被害はなく、遠目で見たら何も変わってないんです。
街やお店、学校から人が消えた、という変化ですね。
人が戻れば元通りの風景なんですが、これ、時間が経てば経つほど元通りとは程遠くなるのだと感じています。
よく、●●ショックって金融危機の時はミセス・ワタナベ(日本人投資家の暗喩)が買い支えて貧乏くじを引かされていると言われますが、これは日本人と欧米人の宗教観が違うからという説もあります。
欧米人の宗教観はキリスト教がベースなので「破壊と創造」なんですよね。
イエス・キリストも一度死んで蘇って別モノになっているという。
でも日本人は「辛きを耐えた末に極楽浄土へ行ける」と、今の延長線上で良くなるって認識なのだとか。
「我慢してたらいずれ好転する」
この粘り強さも大事なのですが、今はじっと耐えるだけでなく、いろいろ準備もしないと危険、と考えています。
いずれワクチンなどのコロナに打ち勝つ解決策ができ、外出自粛もなくなって、人が往来する日がくると思いますが、その時は今と同じかというと、様々なことが変容した世界になっているかもしれません。(個人的にはそうなってると思います)
破壊と創造のパターン的な。
その変容した世界に順応できている、できていないで生きやすさ・生きづらさが大きく変わってるとしたら。
コロナへの対策はもう十分にされている方も多いと思いますが、コロナが収束した後、どう生き抜いていくか、家族を守っていくかも早めに考えていて損はないと思います。
そのためには現状を注意深く観察し、状況を把握して、考え、時には行動に移さないといけません。
今から動けば、十分に活路はあると思います。私も絶賛実践中。
具体的に何をしましょう!というのはこの場では言えません。
人のことも知らずに言っても無責任なポジショントークになるし。
人それぞれ違うし。
ただ言えることは「適度な情報収集は絶対必要」です。
あとは情報を精査するチカラと取捨選択するスキルも磨いてて損はないです。(というか必須)
さて自分の話に戻します。端的に私の(何の)時代が終わったかと言うと
紙媒体メインでのお仕事が終わりました。
今月はそっちの収入はゼロです。
でもうまくできているもので、バトンタッチしたかのごとくWebを介したデザインやブログアフィリエイトで十分な収益になっているので焦りはありません。
あとFXもそこそこうまくやれてます。(身近にむっちゃぶっ飛ばした人もいるけどw)
これからはWebのお仕事がメインで、紙媒体のデザインはたまにある懐かしいお仕事になる気がします。
もしくはWebとセットで受けるオプション的なお仕事とか。
これからは紙媒体の収益がWebを上回るのは、よっぽど大きなパンフレットとかの案件でも無い限りなさそうです。
そしてさらに、打ち合わせや撮影が多い紙媒体のお仕事の関係で大阪府にいましたが、Webメインになると、もっと家賃の安い田舎に住んでも問題なくやっていけることになります。
これからもっとWebを介したテレビ会議などが主流になるでしょうし。
現に私はコロナ前のこの1年ほど「大阪(梅田)まで30分かからない便利な立地」は全く活かせずにいます。
なので結構真剣にもう少し不便で静かな田舎への引っ越しを考えています。
あ、高知には行きません。念のため。
こう思ってる人、案外多くないかもしれないですね。(高知のことじゃなく)
家賃はじめ、生活コストを抑えていかにリスク小さく生活を維持していくかもこれから重視される気がします。
今のコロナでの抑圧が長引けば長引くほど「またあんな事態になっても不自由なく生きていける備え」をされる方が多くなるでしょう。
それはスペイン風邪後の大量消費時代の再来とは程遠い、消費を極力抑え、小さな範囲で生きていくものになる可能性もあります。
反動での大量消費による好景気か、感染病に備えた守りの堅い生活か。
どちらにしろ「今までの延長」とは変わってきそうです。
変化に対応するって簡単に言うけど、まぁしんどいですよね。
私は最近、新しいアニメを見るのにもエネルギーが必要と感じる程度には変化がしんどくなってきました。
でも今回の変化への適応はしないと多分社会的にも(下手したら生物学的にも)死ねるレベルなので、しんどいと思いつつも頑張っています。
後になればなるほどしんどいやつなので。これ。
将来ちょっとでもラクになるために今頑張ります。
多分、経済・市場への影響ももっと深刻なものが出てくると思います。
株価も次の暴落でどこまで下がるか、どれだけの影響がでるか想像もつきません。
セオリー通りリスク回避の円高になるのかどうかすらわかりません。
専門家ですら様々な予想で、方向性すら定まりません。
でも「これからどうなるかわかんない」って条件はだいたいみんな同じなのでちょっと気楽ですよねw
間違いなく歴史の教科書に載る自体に直面している私たち。
せめて後悔が無いよう、できる手は最大限打っていこうと思います。
あと事態はどうしようもなく深刻だけど、深刻なのはどうあがいても変わらないので、やることやったらゆるく過ごしてもいいと思うんです。
だから私はなんか今一周回ってちょっとメンタルが平和。季節は春だし。
ということで疲れたら加藤はいね氏のブログ読んで笑い転げてください。
もう一つの加藤はいね氏のブログ、エロマンティックも置いておきます。
その中でもいっとうステキなiroha回を。
あ、サムネがもうすでに危険だわ。