みんなに優しい家とは?
こんばんは
9坪ハウスの住人mikenekoです
アナタはどんな暮らしがしたいですか?
今回は、医療・福祉の目線で
考えた家づくりのお話です
私がバリアフリーを意識したのは
まだ20代の時で
元嫁ぎ先で家を新築するのが
きっかけでした
既に義父が病弱だったので
当時働いていた病院をヒントに
住みやすい、介護しやすい家を
作りたいと思っていたのが始まりです
バリアフリーと聞いて想像するのは
小さな段差がないこと
車いすが通れる広さであること
トイレや浴室が使いやすいことでしょうか
まだ間取りを決める段階で
大工さんに提案をしてましたが
ありがたい事に
この大工さんは、とてもいい方で
私の話に興味を持ってくれた為
計画はスムーズに進みましたよ
間取りが決まったころ
どこか見落としがないか?
と気になってきて
電話帳で調べた福祉のお店へ
(当時は今ほどネットは普及してない)
設計図を片手に出向き
アドバイスをいただいた事で
バリアフリーの家計画が
実現に向けて着々と進みました
ところが
そう、うまくいかないものです
介護での住宅改修について
今ほど業者の理解が全くなくて
浴室の手すりを
何の相談もなく
テキトーな所に付けられてしまいました
これには納得いかなくて
かなり悔しい思いをしましたよ
あれから20数年
今は介護系の看護師であり元ケアマネ
当時は悔しかったけど
今なら手すりは付けません
だって
必要になった時で十分間に合うからです
こればかりは
どんなに想像したって
運動機能の低下の具合や
病気による麻痺や
車いす生活になるのか?
果たして、自宅で暮らせるか?
なんて分かりませんからね
現在は
9坪の小さな我が家ですが
狭さゆえに
浴室・トイレ・洗面がコンパクトで
トイレと洗面は完全に仕切っていません
しかし
実母のトイレ介助は
問題なくできるので
この作りにして良かったと
実感しています
さらに
母がスムーズに動けるように
1ヵ所に手すりを後付けもしてます
こんな風に
使いやすくするには
不便さを感じてからで
十分、間に合うんですよね
だから
最初から全てをバリアフリーって
考えなくても大丈夫なのです
もし
意識するのなら・・・
家の中の段差解消と
車いすが通れる広さや
将来スロープが設置できるように
スペースを確保する
手すりをつけられるように
下準備をするなどを
新築する時に計画すれば
いいですよね
そういえば思い出しました
設計図を片手に出向いた
福祉のお店でこんな事を言ってました
バリアフリーって、
結局みんなに優しいんですよね
私もそう思いますよ
あなたはどんな暮らしをしたいですか?
ちょっとした配慮が
あなたにとっての優しい暮らしを
実現するはずですからね
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