満室はうれしいが、無理に空室を埋めようとは思わない。ムリして大変な思いをするのは自分なのだから
みけ子が所有し、管理運営しているシェアハウス。昔からの住宅地の中の、小さな二階建ての古い戸建ての家だ。そこの個室を4部屋に分けて、部屋ごとにそれぞれの方に入居してもらっている。現在の入居者さんは3名。あと1室でうれしい満室であるが、ここが中々埋まらない。
大家や不動産賃貸業者にとって満室は夢である。自分が借り入れをして取得し、住まい手が見つかるように内外装をに手を入れてきた不動産なのだ。そこにもれなく居住者がいて、お家賃が入ってくる状態は大家にとって、うれしい以外のナニモノでもない!
ああ、夢の満室〜💖
だけどね、最近みけ子は無理してそこに誰か入居者を見つけて入ってもらおう、とは思わなくなったのね。それは自分が抱えている仕事全部の量のバランスや、手間などを考えてしまうから。あと○○円の家賃が増えることとその分の仕事量の増加が見合ったものなのか。ただ手間が増え煩わしさが増加するだけの「骨折り損のくたびれ儲け」状態になってしまうことを懸念するからだ。(シェアハウスの場合ね。ごく普通に戸建や区分の賃貸運営はこの限りではありません)
入居者が増えれば
→ゴミの量が増える。ゴミを片付ける手間をどう捉えるか。
→入居者さん同志の相性が気になる。関わる人数が増えればそれだけトラブルになる可能性も増える。
→トイレットペーパーなど、補充する消耗品が増加する。
→水道光熱費も当然ながら増える。冬場は割増で頂戴する方式の光熱費込みのお家賃だから。
自分としては、入居者さん同士でトラブルなく仲良く、上手く暮らして欲しいとそればかりを願っている。だけど、自分は管理者として週に1〜2回程度訪問する程度のことだ。その場所に住んでいて、常にシェアハウスの状態を見続けられる訳でもないのだ。
もうだいぶ前のことで時効だからここで書く。以前短期間のお試し入居された方がいた。障害をお持ちの女性で、これまでグループホームで生活されていたが、一緒に暮らしたい彼氏が出来てグループホームを退去する予定なのだと言う。現在、一緒に住む予定の彼氏と共にアパートの入居申し込み中だが、その審査が通るまでシェアハウスにお試し居住を希望だった。
その方は、主な収入が障害年金だとかで、もしかしたらそう言うことから入居をお断りする大家さんも居るのではないかと思う。シェアハウスは普通の賃貸と違って、家賃保証会社の保証を受けて入居を許可する訳ではない。(保証会社をつける場合もあるかと思いますが)万が一、何かトラブルがあった場合にどうするか。余計な問題は背負いたくないのが、大家としての正直なところだろう。
みけ子はその時、他の場所の入居率も良くなかったので、シェアハウスのお試し入居を受ける事にした。だけどこれが実は大間違いだったのね💦
部屋の中で喫煙する(室内は禁煙なのよ)、無許可で彼氏を部屋に入れる、泊まらせる(2人で過ごしたいならば、2人用の部屋はその時は空いていた)、共用リビングに朝から入りびたる(入居者じゃないんだから、1日中居座られちゃ困るわ)、共用で使っている冷蔵庫内から他の人が購入保管していた食品が無くなる(勝手に食べたら窃盗じゃん!)
こんな困ったことを仕出かしてくれたこの「短期お試し入居者とその彼氏」さんであった。あ〜あ ┐(´д`)┌
私はシェアハウスに常駐している訳ではないから、問題を起こしているその彼氏持ちの入居者さんと、元々長く暮らしている入居者さんと電話やメッセージでその都度やり取りする事になった。ちょうど休みが取れて温泉に連泊してたんだけどなぁ💦
結局、その方は入居申込審査中の物件の入居許可が降りて、2週間ほどで退去する事になった。トラブルメーカーが短期で退去してくれて、心の底からホッとしたよ。いくら家賃が入るからって、トラブルを持ち込むような入居者を受け入れるのは当然やめた方が良い。目先のお金に目が眩んではダメなのだ(当たり前じゃ〜ん!)
みけ子も多少の大家としての経験を積んで、「家賃よりも入居者さんの人柄」ってことが心の底から分かったよ💦
今は、シェアハウスの入居者さんは皆さん礼儀正しく、お互いのテリトリーを犯すことなく平和に暮らしてらっしゃるようで大変に助かっている。
↓福を呼ぶ福助人形。家に福を招くには小まめな清掃、片付けや換気が大切です。ラッキーアイテムはそのあとで飾ってね♬