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数十年前、未婚の娘に「花嫁修行」という無職パラサイトが認められていた

昭和の話だからね。1970年代〜80年代初頭のことよ。みけ子の若い頃は大っぴらな独身女子の無職パラサイト期間が認められていた。それもかなりの割合で存在していたと思う。

世の中全体に余裕があったからなのか「花嫁修行」とか「家事手伝い」という呼び方で若い未婚女性の無職の人がいたよ。

20代初めに勤めていた会社を辞めたあたりの事。ちょっと精神的に参ってしまって直ぐに次の仕事を探せる状態ではなかったのよ。ひとまず何もしない期間を取って心や身体の健康を回復させ、その後のことはその時に考えようと思った。そして時間に余裕ができたので、月に2回で3ヶ月間の「キモノ着付け教室」に通う事にした。

今もこの程度なら何とか自分で着られる

今も覚えている。その着付け教室の最初の自己紹介の時にみけ子はこう言ったのだよ。「花嫁修行です」と❗️ま、半分冗談のつもりでそう言ったのだけど、その自己紹介は違和感なかった覚えはある。その時の着付けの先生の反応は「まぁ❣️決まった方はいらっしゃるの?」だったかと思う(笑)

その頃、人気のあった花嫁修業には他に、華道や茶道などの日本の伝統的文化。それを教養として習うことが一般的だった。何と言うか世の中全体が余裕のあった時代だったのだろうね。

「家事手伝い」って肩書きもあった。今はほとんど死語だ。女性だからって親元に住んで無料の家業や家事を担う働き手と思われるのはどうなのか。そういう時代だった、と言ってしまえばそれでお終いなんだけど。


結婚して家庭に入り主婦として家族を支え、子育てをし家計を管理する。家事一切(料理洗濯掃除、家計管理や子どもの教育)は主婦の仕事で、収入はご主人一人が支えている。それが普通だったのはもう数十年前のことになってしまった。


これまでの家庭での分業は一時期はうまく行っていたのだ。しかし現在は収入を夫一人が稼ぎ賄って行ける時代ではなくなってしまった。専業主婦の立場で安穏と暮らして行ける人など今の時代は珍しい。

女性も積極的に外に出て働く。それが当たり前になった。家庭で子育てや家事に専念して年老いるまで過ごす人など今はかなり少なくなった。外に出て仕事で自分らしく活躍することが可能になっている。

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女性が外で働くのはまだ歴史が浅く、男社会の中で働いて稼いで行くことにはまだまだ困難も多い。特に育児など女性がどうしても多くの役割を担わないとうまく回らないこともあるだろう。

現在、自分の置かれた立場で力を発揮し、自分なりの成果を成そうと工夫や努力を重ねている女性の方々。道のりは短くはないけれど、今あなたが四苦八苦していることが絶対ムダじゃないから、あなたが輝ける機会はいつか必ず訪れるから、必ず自分の成果を誇れる時は来るから、と言いたい気持だ。

いつの間にか時代は変わる。

専業主婦って存在がまさに消えつつあり、花嫁修業や家事手伝いなんて世の中からいつの間にかなくなってしまったように。







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