みけ子の英語力/ダメダメだけど発音だけはイイって…(笑)
昭和30年代生まれなもので、英会話が出来るとかそう言ったことはありません。シェアハウスにはこれまで外人さんも入居されていたので、ひとまず話しかけられても焦らない、
度胸はありま〜す❗️
スタップ細胞はありま〜す、的に(笑)
外人さんに突然話し掛けられても、パニックにはならない自信はあります(笑)だけど、パニくらなくても話せないんじゃどうしようもないです(^◇^;)
思えば20代の頃、ほぼ何も分からないのに好奇心だけでヨーロッパに42日間一人旅しました。この頃は「地球の歩き方」という旅行ガイドブックが大流行りで、時間とちょっと懐に余裕のある若者なら気ままに海外旅行出来たんです。
みけ子もその例外ではなく、最初は友達に誘われて団体での10日間程のツアーに参加。その後に「これだったら自分一人でも海外に行けんじゃね?」と思ってフランスを中心に42日間のヨーロッパ旅行を決行したという訳です。
42日間というのは分かる人は分かると思います。その当時の航空券のオープンチケットの最大日数が42日間なんです。
オープンチケット=搭乗期間と区間だけを指定して搭乗便を予約せずに買う航空券。オープンで購入すれば格安で航空券を買える。
ガイドブックや旅行の会話集は持って行きましたよ。でも中学高校とそんなに真面目な生徒でもなかった私、会話など出来ようはずもありません。
ただ、自分が中学の時にラジオの基礎英語を聞く事を学校で推奨されており、熱心ではなかったけれど聞いて勉強はひとまずしてました。だからなんとみけ子は発音だけはイイのです(爆)ゆりあんレトリバーですね。
中学で最初の英語の先生が言っていた話を、今でも良く覚えています。
「日本は資源の無い国だ。輸出するモノなど無い。資源と言えるのは人だけだ。だから自分が優秀な人材になって海外に出て行く。その時に必要になるのが英語力だ」
割合純真な中学生だった私はその言葉に感銘を受けたのです。だから聞くだけ話すだけのラジオの基礎英語は続けられた。ただ、単語の語彙は増えず文法だのもちゃんと覚えられず(笑)みけ子の英会話は会話ではなく「知ってる単語を適当に並べて言ってるだけ」なのでした。
その「テキトー英会話」でヨーロッパ旅行を乗り切り、ホテル客室清掃で外人客と接する機会も多少あり、自分の英会話力は度胸だけでどうにかなっていました。
ホテルで仕事をしていた時の話。とある部屋が滞在客だったけれど何時に掃除に入っていいのか分からない。フロントからは1時過ぎと連絡は来ていたけれど時間を過ぎてもゲストは部屋から出る様子がない。客室清掃担当者どうしで「どうしよう?」と顔を見合わせていたけれどそのままにする訳にもいかず私が部屋をノックして聞いてみることに。出て来たのは外人の女性客。
みけ子「ハロー! アイム クリーニングスタッフ。アイウィルクリーン ディスルーム。OK?」
「ワッタイム キャナアイ クリーン ディスルーム?」
これでちゃんと通じた。言ったのはこれだけ。そのゲストは
「今すぐ出るからお掃除お願いね〜♫(英語で)」
ということで意思疏通は出来た。この様子を正社員であるマネージャーがたまたま見ていたらしい。
「みけ子さんって英語がペラペラ!」って間違ったウワサが流れて参った(笑)
42日間のヨーロッパ旅行でのエピソード。
ドイツのとあるゲストハウス。チェックインして荷物置いてトイレに入ろうとしたら、上階からすごい水漏れ状態でビックリ!すぐフロントに行ったのだけど当然みけ子はドイツ語などしゃべれない。しかたが無いから知っている単語で「トイレッティン ワァラフォール!」(トイレが滝!)と訴えた。
一瞬ポカンとした表情のフロントマンだったがすぐ気がつき、バケツとモップを持ってトイレに走って行った。(ちゃんと通じてるわ)
今度はフランスでのこと。ホテルの部屋で持ち込んだ簡易湯沸かし器を使おうとしたらブレーカーが落ちちゃった。どうしよう!どうしたら良いんだ?その時みけ子は「停電」という英単語だけは知っていた(これ、デヴィッドボウイの曲から覚えた単語だった)
フロントに行って無愛想なフロント女性に「マイルーム ブラックアウト!」(私の部屋が停電です)と言った。(停電じゃない、ブレイカーを落としちゃったのだけど)フロント女性は面倒くさそうに手元のスタンドライトをパチパチと点けたり消したりしながら「これか?」「ウィウィ、マイルームブラックアウト!」(お〜通じたぞ!)程なくしてブレーカーは復旧し事無きを得た。みけ子のヨーロッパ一人旅はこんな事ばかりだったわ(笑)
今思い出しても笑える。相変わらず英会話は出来ない。でも意思を通じ合わせたいという気持ちがあれば何とかなるのよ〜と自分を納得させそれ以上の勉強はしてないのだ。