シェアハウスの内見がポツポツ、でも決まらない時は決まらない
みけ子が所有・運営しているシェアハウス。
内見の希望者からポツポツと問い合わせが来るものの、中々入居が決まらない。シェアハウスってちょっと特殊な住居形態ではあるし仕方がない、とは思っているが……。
シェアハウスってものが日本に出来て、多分10年まで経っていないかもしれない。下宿とはもちろん違うし。つまりは最近になって世の中に出現したものだと思う。
私が不動産から収益を得る方法を学んだのは、今から7年前。学歴も職業的な経歴も皆無で、それでもやり方によっては収入の一つになる方法だと言うことを知り、思い切って飛び込んだのだ。
その時、私に不動産から収益を得る方法の一つとして「一軒家をシェアハウスとして運営する」ことを教えてくれたのが、当時の私の不動産の師匠である。
自分のような「貯金なし、ビジネス経験なし、社会的地位なし」の無い無い尽くしの人間でもやり方によってはそれなりに利益を出せることが分かった。
一軒家を賃貸として貸し出すやり方は、通常「大きな利益にはならないが、安定的に収益を得られる」方法である。だけど手間は多少かかるが一軒家からしっかり収益を得る方法の一つが「シェアハウスとして運営する」方法である。
一通りの家具家電は揃え、部屋ごとに鍵を取り付けてそれぞれの入居者を募集する。入居者にとっては一人暮らしのための家具家電を改めて買い揃える必要がない利点はある。
大家にとっては初期費用は少々嵩むが、部屋数だけの家賃収入があるのが何より高ポイントだ。
しかし、これまで入居している人との相性とか共同生活のルールをしっかり守れる人なのかどうかなど、大家として見極めなければならない点も多い。そしてまた同時に、入居者さんも「同じように家賃を払うならば、この場所が住処として相応しい場所なのかどうか」は厳しく判断するだろう。それは当然のことだ。
先日内見のあった方は、これまで居住地はアメリカの西海岸だったが、旦那さんと共に秋から留学生生活を送るための準備として下見にいらした方だった。旦那さんより先に「先遣隊」として仙台の町に住んで、この後2人で住む場所をじっくり探すつもりだ、との話だった。つまりはお一人でまず1ヶ月ほどの入居になる予定だそうだ。
とても感じよくマナーもしっかりしている方だったし、シェアハウスで他の方と共同生活を送るのも何ら問題がない感じの人だった。
だけど当然、こちらが入居者を選ぶ以上に入居候補者さんはシビアにシェアハウスの設備や立地や家賃などを考慮するだろう。
↑今年もタカサゴユリが咲きました♬
この場所を自分の住処として気に入ってくれるかどうかは、その方それぞれの自由な選びであるし、選ばれなくても仕方のないことだと思っている。
大家としては出来るだけ安心して住んでいただくために、掃除やゴミ捨てや必要備品を揃える、何かあった時にすぐに駆けつけるなど、できる事には手を尽くす。
合わない人に入居されてもトラブルになるだけだし、出来るだけ長く落ち着いて入居する人に選ばれる物件でありたい。後は内見者さんが気に入ってくれるのを待つだけだ。
第一、2年前までは入居率が半分でしかなかった訳だし、それを考えれば今の状態は良い方なのだ。大家として内見があって決まらなくても「そんなもんだ」と大きく構えている他ないと思っている。
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