資本主義経済の罠に極力巻き込まれない
今の世の中、この日本に住んでいて貨幣経済に無縁で生きる事など不可能だ。家賃から始まり水道光熱費、食費、交通費通信費。服を買ったりティッシュやトイレットペーパーも要るだろう。そんな必要最小限のものを購入するだけでも、お金を持っていないと立ち行かない。ほんの少々の品物でもどこかから購入するならば、タダという訳にはいかない。
それで結局、なんらかの収入を得る方法を実行する訳だが、思い通りに自分の満足の行く収入を得ることはそう簡単ではない。自分の適性や住んでいる場所、職業を何にするか。会社勤めをするのかフリーランスでやって行くかの選択もあるだろう。その数多い選択肢の中から自分に無理がなく、ひとまず生きて行く上で不足ない収入を得る方法を考え選ぶ。
そこでうまく選択出来たとしても、時代の変化は激しいしそれがずっと順調な訳もないだろう。その時々で考えて職業の選択のし直しもあるかと思う。
この現代の日本では、良し悪し、好き嫌いに関わらず貨幣経済、資本主義経済に巻き込まれ、取り込まれて生きるってことだ。稼いで、モノを買って消費を繰り返している。自分はこの社会の歯車の一部だ。良いも悪いもない。現代を生きるってことはそう言うことなのだ。
それを理解しつつ、でもその中でどう自分自身を失わずに、生きることによろこびや幸福感を感じ、笑いながら生きて行けるか。要はそこだと思うのよ。
身近にあるものを工夫して自作する。なくても何とかならないか考えてみる。ちょっとした場所を耕作して作物を栽培する。経験のある人に聞いてみる。メディアに多数流れてくるものを無闇に信じない。自分に合わないと思うものからは距離を置く。
他人の価値観や商業主義、資本主義に巻き込まれ、自分自身を見失ってしまってはいけない。自分はどうしたいのか、どう生きたいのか。それに迷っちゃうと、何かとジタバタと散財してしまうのかと思うわ。自分はそうなりたくないと思う。
自分の頭で考え、その考えから導き出された事を行動に落とし込む。いまの世の中中々難しいけれど、それが一番大切ではないのかな。
↓金属の製品を作る事に制限があった時代の「おろし金」。面白い形でただ飾って置くだけでサマになります。