どうして大家さんになった?③
市民活動団体を約10年ばかり継続して、うまい具合に
歴史ある東北大学片平キャンパスの建物群は保存活用されることになりました。
しかしその約10年間は自分にとって苦しい修行というか、
いつもいつも問題山積で悩むことばかり。
「あ〜なんでこんな事始めちゃったんだろう?」という思いの連続でした。
取り組んでいることと、自分の実力とがまるで合っていなかったんですね。
関係機関との交渉とか、団体内部の運営体制、そして人間関係のゴタゴタ等。
当然、自分の実力に見合わないことを続けていれば投げ出したくなる。
でも自分で立ち上げた団体を中途半端でほっぽり投げる訳にもいかない。
当時仙台で建物保存の市民活動をやっている団体などなく
「まちづくり」という言葉もなかった気がします。
運営に関しても全て手探り状態です。
仲間との意見の衝突とか諍いももう数限りなくありましたねぇ。
もう本当に思い出したくないです💦
もちろん、そういったゴタゴタは自分の未熟さから出たことでもありますから、
当時の仲間には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そしてこの経験があったからこそ、
自分は多少なりとも成長できたこともあるでしょう。
そして青息吐息で活動を続けて10年、その市民活動は実を結ぶ事になり、
今現在も仙台市の中心部に残る唯一の貴重な近代建築群として
市民に愛されています。
キャンパス内の建造物13棟は登録有形文化財にもなり、
H29年の都市景観大賞の特別賞も受賞しました。
これまでの自分の人生で嫌でも投げ出したくなっても続けて、
なんとかフィナーレまで漕ぎつけたことって、このことだけなんですよね。
終わりよければすべてよし、って思いたいです。
う〜ん、まだ全然大家さんになった件にたどり着かないなぁ💦
サポートをいただけるならば、それはそれは大感激です❣️毎日発信を続けることが、自分の基礎トレーニングだと思っています。サポートを励みに発信を続けます💓