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仙台銘菓「支倉焼」(はせくらやき)のこと

*表題写真はふじや千舟のHPからお借りしました。

仙台で有名な名物菓子といえぼ、真っ先に思い出すのは「萩の月」かと思う。ふわっとしたスポンジ生地のなかにカスタードクリームが入っている。優しい甘さの誰にでも好まれるお菓子かと思う。このお菓子が仙台銘菓として世に出たのは、1980年代の事だったと思う。ふわふわのお菓子が包装方法の進化で日持ちしやすく、手土産として人気を博し出したのだ。技術の進歩がお菓子の世界に変化をもたらした。

一方の支倉焼。これは萩の月よりも歴史の長いお菓子なのだが、人気や知名度としては萩の月に軍配が上がってしまうだろう。支倉焼ヒイキのみけ子はそれが少々悔しくもある。白あんにクルミが入った焼き菓子。ほんのりバターの香りもする。甘さもちょうど良くコーヒーにも日本茶にも合う。ふわふわの万人好みの萩の月よりも、みけ子はこっちの方が好きだ。

その支倉焼だけど、一つ感心してしまう事実がある。今現在、この支倉焼の製造会社では支倉焼一種しかお菓子を製造販売していないのだ。昭和38年からそうだと言うから、かれこれ60年ほどこの菓子1種類だけをひたすら作って販売しているらしい。それで長いこと会社が存続しているのって考えたらすごい事だ。

変化が激しい世の中。一つのものだけに集中してしまうのはリスクがある。大きな会社でも一つの商品だけに絞って製造販売するのは、もし何か問題が起こった時に会社としての存続の危機となってしまうだろう。そのリスクを冒しても、一種類の菓子ただ一つに絞って製造を続けるこの会社の矜持のようなものを感じる。

1種類だけの菓子を製造販売する中で、この会社は注文販売ではあるが「でっかい支倉焼」を製造していたことがあった。通常の3倍程度の直径の大きな迫力のある支倉焼なのだ。(HPを見たが現在は製造はしていないらしい)実はみけ子は一度だけその特別サイズのBIG支倉焼を食べたことがある。地元情報誌のプレゼントコーナーの抽選に当選したのだ。大喜びで当選したそのBIG支倉焼を食べた。ケーキみたいに扇形に切って食べたのを思い出す。もう2〜30年前のことだったかも知れない。

今も自分は、なにかのご挨拶とかの菓子折りには支倉焼を選ぶことが多い。初めて食べた方からも評判が良い。県外でも販売されている萩の月と違って、贈られることで初めて食べた、という県外の方は多い。

頼まれてもいないのに、好きだからって支倉焼を勝手に宣伝しているみけ子である。



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