何かに執着することが不安定な気持ちを生む
自分が好きなもの、慣れ親しんだ環境や愛する人。ずっと一緒に居たいし離れたくない。しかし世の中は諸行無常なのだ。
形あるモノとか人間や人の心、自分だってそう。少し前まで若かった自分。何にでも好奇心が湧き、それやってみようとフットワークが軽く動けたけど今はそうじゃない。何となく身体が重かったり気持ちが乗らなかったり。どんどん老化して行く自分に気づいて唖然とする。
体力があって気力に満ちていた頃の自分を思い出して「あ〜あの頃は良かった……」とか考えても虚しいばかりよ。執着が不安定な気持ちも産んでしまう。手放したくないもののことばかりに気持ちを持って行かれ、自分を見失ってしまうのだ。失ってしまったものを思い出して嘆いたって戻ってくる訳もないのに。
難しいんだけど、「全ては変化する、同じものや変わらない物などない」と捉えるしかないんだろう。
そこら辺あたりをキチンと理解して腹落ちしていないと、昔の武勇伝を滔々と語る老害の人になるだけなんだと思うわ。自覚してないとひたすら痛い人……。
劣化していく自分をすんなり受け入れられる人など、そうそういないだろう。受け入れ難い自分とか周囲の変化する環境に葛藤することは、凡人だから仕方はないよね。そうは思いつつ、心の中に常に「変化しないものなどこの世にはないのだ。」と変わっていくことを出来るだけ受け入れる。そんなもんなのだ、と考える。
昨今のこの夏の暑さ。凶暴とも言えるこの暑さも「諸行無常だからね、暑くなっても仕方ないさ。」なんて涼しい顔で流すことなんて……できる訳ないわっ‼️
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