最悪の平和とまだマシな戦争と/自分は何がいいか常に考える
最悪の平和とまだマシな戦争、と言う話をつい最近YouTubeで見た。岡田斗司夫氏が語っていて、物事はこう言う風に多方面から見て考える必要があるのか、と衝撃を受けた。日本の1年間の自殺者が2万1千人、交通事故死よりも遥かに多い現実。
そして日本も少し前の時代は、戦争もあり病もあり自殺者も殺人も冤罪もあってとてもじゃないが「古き良き時代」だなんて言えない。昭和ひとけた生まれの亡くなった母みけは農家の出身だった。ドラマのおしんを涙しながら観ていた世代だ。でもきっと観たら自分も泣きながら見るだろうけど。
母みけが幼い頃のひもじさや貧しさ、そして子どもでありながら薪割りや水汲みの労働は当然で、冬は当然寒い。その辛さはやはり体験した当事者でないと真には理解出来ないと思う。そんな貧しさを努力や知恵で乗り越えて、日本という国はようやくここまでたどり着いた。
しかし現代の自殺者の多さ、そして引きこもりで外に出られない若者や中高年の多さ。既に大きな社会問題である。
ひとまず今は飢えやひもじさは表面的には姿を消したような感じだが、シングルマザー家族の子どもが満足に3食食べられない家庭もある、という世の中はおかしい。貧しさや貧困が見えにくくなっているという話も聞く。
それなのに支持されない国葬に何億と言う大金をかけると言う。日本は戦争こそしてないが、おかしな国になってしまった(T . T)
問題山積、五里霧中。私ら一般市民はどうすべきかなんてハッキリ言って分からない。
政治に失望し、投票に行かない若い人があきらめの気持ちで蔓延する厭世感。斜に構えてどうにかなる話ではないよ。
どうして良いか分からない、でも何かしないとと言う気持ちがあるならば、道端の草取りでもゴミ拾いでもやりなよ、と思うわ。家にいてネットだけ眺めてても何も変わらないよ。
戦争で死ぬ、自殺で死ぬ、交通事故で死ぬ、流行り病で死ぬ、死なないけど引き篭もる。どっちが良い?どれが良い?なんて誰もジャッジできる事じゃ無い。そんなの誰にも分からないしきっと正解なんてないのだ。
どうして良いか分からないけど、でもかつての人々は目の前の大きな問題を解決するために必死で動いて来たのだ。結核撲滅、交通事故死削減、道路交通法の改正で危険運転致死罪の新設とか。地方特有の寄生虫病を根絶やしにするために何年もの年月をかけて戦ってきた人たちもいる。
そういった事実に目を向けよう。正しいのか、間違っているのか、自分には分からなくとも、でもせめて将来はきっと良くなる、自分たちの手で未来を良くする、という決意と意志を持とう。
絵に描いた餅、かもだけど何の理想も持たないよりは上等だ。
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