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自分のできる範囲で対応する。それ以外は過剰に気にしない

先日、民泊清掃の担当している部屋の一つから「急にエアコンが動かなくなった」という連絡が流れて来た。

その日は日曜日。連絡が最初に入ったのは午前4時ぐらいだったようだ。みけ子は当然寝ていたし、その連絡に気づいたのは朝の7時半くらいだったと思う。

○○○号室のエアコンの不具合……。みけ子はすぐにピン!と来た。実はこの部屋のエアコンの急な不調は以前にもあったのよ。おそらく2度目くらい。だから「ははぁ、原因はきっとアレだな」と思い、連絡担当のA氏にLINEで連絡を入れた。

普通の人は日曜日で12月下旬の寒い朝だし、布団の中だろう。おまけにその日はカーテンを開けたら仙台はかなり激しく雪が降ってたわ☃️ 普通は仕事関係の連絡など気付かないし、連絡の対応もしないと思う。

宿泊しているゲストからの連絡は、自分にも流れてくる設定にはなっているがゲストには直接連絡を取ることはダメ。その役割を担っているのは別の担当者だし、それぞれの仕事の範囲を超えて他の担当者がいる仕事に口出しするのはルール違反というものだ。間に多くの人が関わっている。そんな仕組みでゲストに多少の不便はかけてしまうこともあるが、多くのゲストが利用するので、何があってもひとまず回るように試行錯誤してこの仕組みが構築されたのだ。

*みけ子→担当者A氏→ゲストとの連絡担当者
と言う連絡の順番が決まっている。ゲストの数も多く、問い合わせが頻繁で時間も関係なく連絡が飛び込んでくるので、この体制になっている。

その時は連絡担当者は「ブレーカーが落ちたりしていませんか?」「急に気温が下がると霜取りのために一時的にエアコンが動作しなくなる場合があります」「リモコンは反応しますか?」「その他の電気製品は作動しますか?」等のやり取りをしたみたいだ。担当者の対応としては妥当なものだろう。

一応、エアコン不具合の原因を予測し自分のできる範囲で連絡はした。その後の対応については「自分が出来ることはやったし、その後の事は気にしない」と言うスタンスを貫くしかない。その日はその後、寒いし眠いので布団をかぶって仕事に出る直前まで寝てしまったよ。

もし今回のことで、自分が自分の仕事の範囲を超えて余計な口出しをしちゃったりしても、今回に限っては上手くいってもその後の対応に混乱を生じさせてしまうに違いない。これまで構築したルールは様々に考えられてベストなやり方としてやっと落ち着いたものだ。そのルールをその場のとっさの出来事で破ってはいけない。

で、結局。エアコントラブルのあった部屋に掃除に入ると、結果は案の定であった。ベッドのすぐ奥にあるコンセントが、ゲストが何らかの事情で触れてしまったために根元から抜けていた。その部屋のゲストは朝は早めの時間にチェックアウトしたので、特にその後は大きな問題にはならなくて済んだようだ。

仕事は一人だけでは完結しない。自分の職務の範囲でベストを尽くして、その後の事は次の担当者に任せる。そういう判断や姿勢は常に求められる事だと思う。



↓明るい朱色に二枚貝と海藻などを蒔絵で描いた、風情のある繊細なお品物です。お正月の食卓に華を添えて。


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櫻井みけ子久美
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