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昔話「うさぎとキリギリス」

とあるSNSの中で

「あなたは昔話のうさぎとカメの話で例えれば、どちらですか?」

と言う設問があり、沢山の人が答えていた。

読んでみるとその答えは

圧倒的に「カメ」と答えている人が多かった。

日本人は国民性として地道に慎重に

行動する人が多いのかも知れないが、

カメちゃん、そんなに多いのかなぁ?


自分はと言えば「うさぎ」だろうと思う。

総じてスタートダッシュは早い。

だけど直ぐ飽きちゃうのだ。

そして途中でサボって昼寝を決め込み、

ゆっくりでも着実に

成果を積み上げるカメに負けてしまう。

残るのは中途半端に取り組んで終わらなかった

未完成の成果物と悔しさ。

だけどもうあとの祭りだよ。

投げ出さないで、ちょっとずつ

やるべき事を積み上げて行く。

やってみてイマイチと思った事は、調整をして続ける。

最初に思った通りのカタチにならなかったと言って、

投げ出してしまわない。

「どうやったら上手く行くか、

どんな方法で取り組めば完成に近づくか」

考えてトライしてみる。

多少、最初に想定したものと違う結果になっても

まぁひとまず出来たし合格点じゃない?

と大らかに受け止める。


やり直せる時間があるなら

ちょちょいと手直ししたっていい。

そんな事の繰り返し。直ぐに諦めたらダメ。

マジメに投げ出さないで続ける。

そんな基本的な姿勢をどうして学べなかったのだろう?

性格的な事もある。

熱しやすくて冷めやすい。

これそのまま父から受け継いだ気質だ。

考えてみたら、

両親は二人ともコツコツ地道に

何かを積み上げるような生き方とは

ちょっと違っていた気がする。

その象徴的な例が貯金だ。

欲しい物があれば月賦で買う。

貯金してお金が貯まったらこれを買おう、

とかではなくてサッサと買っちゃう。

そして毎月のお金のやり繰りに四苦八苦している。

あーあ、手近な見本がこれじゃあ 

上手く行くはずもない。

私のやり方は全く両親のこのやり方をなぞっている。

地道でコツコツなんてダッサいじゃん?

欲しい物があったらさっさと手に入れてしまえ。

後は何とかなるさ。人生勢いが大事だ。

なんて大雑把で無計画なんだ。

中途半端で投げ出して成果を手に入れられない方が

実はよっぽどダサいのに、

それにも気づかない。あーあ。


だけどね。

最初のSNSでの設問に

「自分はカメ」とマジメに答えている、

(多くはおじさん)の回答を読んで

「なぁんてツマラナイ答えだよ❗️」

と内心小馬鹿にしている自分がいる。←おいおい

つまりは自分って結局地道な事が出来ない、

両親と同じような人間だってことだ。

後で困っても

ひとまず今面白そうと思った事に向かって動く。

やってみたい衝動を止められない(←阿呆)

これきっと脳の構造的な問題もかなりあるんだろうな。


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ちょっと話は飛ぶけど、脳科学者の中野信子氏の本によると、一般的常識的な行動を取らない人(この本ではサイコパス)って割合的に一定数いるらしい。ずるく立ち回って自分の欲望に忠実に行動し、集団の規律を乱して、最後は所属する集団から処罰されてしまう。しかしそれでも全体の何パーセントかはどの民族にも必ずいるのだそうだ。どの民族もこの割合はあまり変わらないらしいので、遺伝子的にきっと生き延びるのになんらかのメリットがある、と言う推測が成り立つらしい。そしてその一般的な考えや行動が出来ない人たちは、脳の活性化している部位が他の大多数の人とは違っているのだそうだ。

面白いなぁ。
↑ってこの本に買いてありました。人の心理について書かれた本が結構好きなんだよね。面白かったです。でも私はサイコパスじゃないぞ。


あとはもう一つ、アリとキリギリスの話。

これまた自分はどう考えてもキリギリスだろう(笑)

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どこまて行っても無計画で行き当たりばったりだ。

コツコツが無縁のうさぎと

目の前の楽しいことに飛びつくキリギリスぶり。

全く自分と両親の生き方そのものだよ。

どっちもホントに何の手本にもならないけど、

そんな生き方を是とする自分も確実に存在している。

途中で飽きてサボって勝利を手にできないうさぎと、

寒くなって飢えてボロボロになっちゃうキリギリスと。

どっちもそんな風にはなりたくないけど、

身近に居たら何だか楽しいかも。

こっちに何か被害がないなら身近に居てもいいかな。


でも突然現れて「お金貸してくれよ〜。」

とか言い出しそうなキャラクターだよね(笑)





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