
人を使うのって難しい/雇うならば自分より出来るだけ年下を。年上は使いにくい理由
自分は個人事業主なので、基本ひとりで仕事を受けひとりで仕事を回している。ただ繁忙期にはお手伝いの人員がいないと無理なので、その繁忙期に一時的にお願いするのではなく、出来るだけレギュラーで仕事に入ってもらえるように仕事量を調整したり希望に合うように加減したりしている。長くスタッフとして戦力になってくれるならば、こちらからいちいち指示をしなくても仕事が適切に回せるのだ。
自分の数少ない経験の中からなので、多少的外れのことを言っていることもあるかとは思う。しかしその経験上から、年嵩の人がどうしてもスタッフとしては使いにくい点がある、という事をを少し考えてみたい。
年齢が高い人は
柔軟性がなく、自分のやり方や考え方に固執してしまう
自分は色々経験しているからと素直に指示に従えない
年下に使われるってフツーに考えてイヤだと思う
体力的にキツい仕事は頼みにくい
……ざっと考えてこんなことが思い浮かぶ。
年上の人を雇って仕事をしてもらう。それが一時的なパートやアルバイトだったとしても、それだけハードルかあると思った方が良い。
ちなみに、繁忙期の前にシルバー人材センターに打診したことがあったが、民泊清掃の仕事は内容に法的な規制?のある部分がありNGなのだそうだ。
自分が高齢者であっても、仕事の依頼主から「またここで仕事をお願いしたい」と思ってもらえるようにするには、どうしたら良いか。
素直にはい、と仕事にあたる
自分はベテランで慣れているとか思わない
それぞれの職場のやり方がある。それに従う
まずはマニュアルのやり方通りにやる
仕事上で工夫をしたりするのは、一通り出来るようになった後
年下でも女性でも上司と思って敬意を持って仕事に当たる事が出来るか
誤魔化したりせず、できないならは正直に出来ませんでした、と言えるか?
誰とでも円満にやっていける人間としての度量や優しさ、その上で周囲の人に対しての敬意を持てるか。自分が年上だからって威張ったりするのではなく、人として全ての人に敬意を持って接する。そしてその上で、無理や理不尽な雇い主の要求にはノーと言えるか、自分だけを犠牲にして頑張るではないように出来るか。やりにくい点は口に出して改善してもらい、それなりに働き易い職場になるように心を砕けるか。
以前、派遣で単発のアルバイトに何度か入ったことがある。メールで仕事情報が流れてくる。大抵はその実際の仕事の1週間ほど前に、仕事の場所とざっくりした職種、時給と仕事時間が知らされ、それが自分のしたい仕事であればエントリーする、という流れだ。毎回、仕事として行く場所が変わるし実際に言ってみなければどんな仕事の担当になるか分からない。思えばそんな仕事を2〜3年ほど続けていたのではなかったか。(そんな風に仕事でもしなければ、ウチの家計は回って行かなかったのよ)
そんな単発の派遣バイトによく入っていた人は皆、明るい挨拶とその場その場で指示される仕事内容に忠実になることは必要だった。派遣の単発バイトを常に使っている職場の人たちもバイト人員を使い慣れていた。指示が分かりやすくて明確だし、一つひとつの仕事をやり終わった後の「ありがとう」の言葉はどの人からもほぼ必ず声がけされた。
どうもその辺りが、自分が高齢者のスタッフとして雇われる場合も、うまくやって行く秘訣のような気がする。何にせよ、人を雇って仕事に当たってもらうって事は簡単ではないのだ。
↓ユニークなオブジェ。ドイツ製の木で出来た活字ブロックです。
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