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狩猟を生業にしている家に生まれた繊細過ぎる少年。

森の中にある、小さな家。植物の樹皮で編んだ手籠を持ってその家の前にたたずむ少年。歳の頃12〜3歳。まだあどけなさが残るその横顔は悲しみに沈んでいる。少年は心の中で、自分の事を責め続けている。「どうして自分はこんなに弱いヤツなんだろう……(T . T)」と悲しみに打ちひしがれている。

家の中に入ると、家の真ん中で囲炉裏の火がチロチロと燃えている。木造りの素朴な家。少年の服装や家の様子から、ここは日本ではないようだ。北ヨーロッパ?イギリス?多少冷涼な気候の地域らしい。少年が持っていた、手籠の中には少々のベリー類が入っている。森の中で自分が探して来た食料だ。そう、この家では代々、森の中で動物を狩りそれを食料や衣類にする事を生業としていた。その狩猟生活の一家の中の、自分はたった一人の跡継ぎ男子なのだ。

姉や妹は居る。そして、自分は長男としてこの家を継がなければならない。だけど自分は生まれた時から身体が弱く、まだまともに狩には参加出来ない。この村では10歳を過ぎると大人の一員として村の狩猟仲間の一員として狩に参加する事になっているのに、自分はまだその狩猟には参加させてもらえない。身体が弱く病弱だった彼は、まだそんな村の大人として認められていないのだ。

身体が弱いだけじゃない。生きている動物を弓矢で射て殺すことが、可哀想で仕方がない。恐ろしくも感じる。怖くて可哀想で自分にはそんな事が出来ない。小さな手籠で森の中のわずかなベリーをとる程度しか出来ない自分。自分が情けなくて涙が出る。まだ、家族は外で働いていて家には誰も帰っていない。情けなさで囲炉裏はたに座っていても、涙しか出ない。こんな弱い自分はこれからどうすれば良いのだ?

幸い、母や祖母はこんな自分を心から愛して育んでくれた。母や祖母、そして妹にも自分が頑張って楽をさせてあげたい。働き詰めの祖母と母。家族にラクをさせたいのに自分はどうすれば良いのだ?

時は流れ、少年も21歳になった。気がつくと自分の足元には獲物の鹿が倒れている。首に刺さった矢。それは紛れもなく自分が射た矢だ。少年は成人し、やっと狩りに参加できるようになった。獲物を追って仲間と共に野山を駆け回る。そして今。体の弱かった自分はやっと自分で獲物が取れるようになった。この鹿は自分の手で初めて取った獲物だった。興奮して高鳴る胸の鼓動。ついにやった。これで弱かった自分も、狩猟の村の一員としてここで生きていける。安堵と感動の気持ちで胸がいっぱいになる。きっと家族もよろこんで自分を祝福してくれるだろう。生き物を狩って食料とし、ここで生きていく毎日をこれから過ごして行く。自分もやっとこの村の一員として迎えられるのだ。

ただ自分にはまだ葛藤があった。生き物を狩ることで殺生をし、それを食糧にしたり生業にする毎日。生きて行くためとは言え、自分はそのことに慣れてしまうのが怖い。こんな葛藤を抱えながら毎日を生きて行くのか…………。


これは以前催眠で誘導されて見た、みけ子の前世の一つらしいのですが本当のところは分かりません。見えた内容もこれに続きの話があるのですが、ちょっと長くなりそうですし、今日はここまででごめんなさいm(_ _)m

そのうち気が向いたら続きを書くかもしれませんが〜💦期待しないで下さいね。私も忘れちゃうかも、なので^^;




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