2月28日。仙台市中心部の大きなスーパーが閉店した。これから買い物どうしよう？
イオン仙台店。JR仙台駅からまっすぐ伸びる、青葉通り沿いに位置する便利なスーパーだ。みけ子は職場と自宅との中間点に位置していて立ち寄りやすかったため、ほぼ毎日ここで買い物をしていた。
一階は化粧品やバッグ、アクセサリー売り場や薬局や衣料品店や雑貨店が入っていた。地下には日用品、食料品の広い売り場があった。上階には婦人服や紳士服、家電製品も売り場もあったし、テナントとして100円ショップもあったから、この場所一つで大抵の買い物が済んだ。自社ブランドの製品も豊富でリーズナブルだった。つまりは日常的に便利に使える総合小売店だった訳。
この場所にイオンの前の店舗だったダイエーが開店したのが49年前だと言う。みけ子が中学生の頃だよ。新しいお店だったし、スーパーマーケットだったけど当時の中学生にとっては品揃えはおしゃれだったと思うわ。
覚えているのは１階のアクセサリー売り場で、友だちの誕生日プレゼントを買ったこと。そんなに高い品物ではなかったけど、今もどんなデザインだったか忘れていない。金色でアンティークコインを形どったペンダントだ。メッキだったけど、今思い出しても結構いい選択だったのではないかと思い出す。
あれは中学生の頃だった。当時仲の良かった友だちへのプレゼントの品を今も忘れないってどうして？……と思うけど、それだけ当時は新しく出来たお店で一人で品物を選んで買い物をするってことが、晴れがましいことだったのだよね。
あれから50年近くかぁ。自分も歳取る訳よねぇ。
みけ子は主に食料品や日用品の買い物ばかりだったけど、こんなに便利に使えるお店が閉店しちゃうのは本当に残念である。震災の時に長時間並んでやっと食料品を買えたのも、もう10年以上前のことだ。
跡地には何が出来るのだろう？またきっと同様のスーパーが出来るのかも知れないが、出来るだけ早く新しい店が出来て欲しいわぁ。
こんな中心部なのに、商業的空白地帯が長く続くのなど、全く好ましくない状態だから。
↓澄んだ青空のような色のガラス製灰皿です。デッドストックのお品物で、ドレッサー周りの小物入れにピッタリです。
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