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目的とすることがきっと違う。それぞれで良い。それぞれがいい。

発展途上にある人と、もうほぼ人生双六が上がりの人と。

先日、久しぶりで会う同年代の人と話していて考えた。その人は会社員人生を何十年も続け、定年退職し、現在は嘱託で同じ職場で勤め続けているって友だちだ。

退職金ももらったし、きっと十分な蓄えも出来たんだろう。現在の嘱託を辞めたらその後は特に働くつもりはない、と言っていた。そうなんだ。これまで忙しく働いて来たんだろうから、それはいいね。

みけ子と言えば、これまでパート勤務でキャリアも積まずフラフラしてて、最近やっと少し収入が安定してきたばかりだ。いわば発展途上でもうちょっと収入を増やしたい、仕事内容を充実させたいと思っている途中だ。

同じ年齢で、考え方も行動も違う。どっちがいい悪いではない。それぞれの人に人生があり、その都度真剣に自分が選ぶべき道を選んだのだろうから。

そりゃね、地元企業として安定的な会社でその会社に定年まで務められたって、すごくいいと思うのよ。みけ子から見れば、とっても羨ましいことだわ。

だけど自分を振り返ってみて考える。しっかりした企業の中で組織の大多数の人の中で人間関係を良好に保ち、20代で就職してから定年までの40年近く働くのなんて❗️❗️ 無理だよねぇ、自分には。例え、運良く安定している会社に正社員として潜り込んだとしても、絶対途中でイヤになって退職してたと思う。ストレスためて散財して。お給料を安定的にもらっていても、長く同じ会社で正社員でいるなんてきっと自分には無理だわ。

みけ子は「自分に合う仕事で自分のペースで働きたい。給料が少々安くてもいい。職場に嫌な上司や同僚がいるのなんて、絶対にイヤ‼️」と思う人。

翻ってその友人は「正社員で長く安定的に勤めたい。せっかく地元の優良企業に勤めたんだから、少々のことでは仕事を辞めない」と思って仕事をして来たんだと思うの。

どっちが良いとかいうことじゃない。考え方や物事の捉え方が違い、だからそれが行動の違いになって現れただけだろうから。

会社と言う組織にずっと守られて生きて来た女性は、良い意味でふんわりと優しい。成り行きでだったけど、結果的に個人事業主になってしまった自分は、何かとせっかちでせわしなく物言いはキツイしストレートかも。自分ではそんなつもりはないけど(笑)

それぞれに似合う居場所や自分自身を活かせる所がある。出発点は同じなのに、現在全く違うフィールドに居るようで、興味深いことだと思うんだよね。自分の人生は、まだ「双六の上がり」ではない。まだ発展の余地があると思っている。




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櫻井みけ子久美
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