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パリのマルシェ歩き#45/マレの蚤の市02


僕らはAu Bouquet Saint Paul(85 Rue Saint-Antoine, 75004 Paris)を出てサンポール通りをセーヌへ向かって歩いた。通りの全長は300m程度。ギャラリーとアンティーク・ショップが軒を並べている。
アンティーク・ショップについて、名前を挙げたい。


Coté Cailloux(15 Rue Saint-Paul,75004 Paris)
https://cotecailloux.fr/
宝石のブティック。展示を見るとアール・ヌーヴォー、アール・デコが得意なようだ。同時にその雰囲気をオマージュしたオリジナルなものもあった。こちらは充分に日用使いできる価格だった。
営業時間は月曜日から金曜日の午後2時30分から午後7時まで。週末は予約制とのこと。

Au Débotté(19 rue Saint PAUL,75004 Paris)
https://www.audebotte.fr/
➀に比してオー・デボッテの取扱商品は、もう少し古い。帝政時代のものが中心。
家具や照明器具、装飾品は、多くが18世紀だった。ん~これ、どうやって日本に持ち帰るのかなぁというモノが並んでいた。
営業時間は木曜日から月曜日の午後2時30分から6時30分まで。

Art Formel Gallery(9, rue Saint-Paul,75004 Paris)
https://artformel.com/
アール・ヌーボーに主力を置いている。守備範囲は第二次世界大戦前後までかな?と感じた。陶芸作品が豊富だ。他にも絵画、素描、彫刻、ガラス工芸、装飾品などがある。エドモン・ラシュナル、クレマン・マシエ、レヴィ・ドゥルメールなどの名前が散見する。

EW.Paris(21 rue Saint-Paul,75004 Paris)
此処は希少品/高価という切り口を取っていない。まるでエッシャーのような絵が有ったり、レトロなキッチン用品、食器、おもちゃ、照明器具などが並んでいる。
誰でも楽しめるアンティークショップだ。
営業時間は、火曜日だけがお休み。あとは午前11時から午後7時まで営業している。

Le Monde Secret(21 Rue Saint PAUL,75004 Paris) +33 1 42 74 47 21​
1930年代を中心にアール・デコのものを取り扱っている。ここは世界各地の中古商/ユニークな作品を産み出す職人たちが集まる店として有名だ。
営業時間は水曜日から日曜日の午後2時30分から午後6時30分まで。電話番号を載せるが、載せるかどうか・・躊躇した。

Les chineuses chics(22 rue Saint-Paul,75004 Paris)
https://leschineuseschics.fr/
とても面白いデポ・ヴァンテ(委託販売店)の店。高級ブランドが普通に並んでいる。自分に合うモノにであれば僥倖だ。
営業時間は火曜日から日曜日、午前11時30分から午後8時まで。

Maison Massol(25 rue Saint-Paul – 75004 Paris)
https://www.maisonmassol.com
メゾン・マッソールは中古店というよりはブティックな雰囲気を持つ店。家具やアートなオブジェ、装飾品を取り揃えている。アフリカンアートが何気に飾られているのは、ここのオーナーがENSAAMAのインテリア建築科の卒業生だからか。
営業時間は水曜日から日曜日、営午前11時から午後7時まで。

Pompon(13 rue Saint-Paul,75004 Paris)
ポンポンの取り扱い年代を決め込んでいない(と思う)原則は古着の専門店で、コレクターを夢中にされる威力を持っている。
営業時間は月曜日から土曜日、午後3時から8時半まで。
この営業時間設定にも、ここの個性が出ているね。

Cour(13-15 rue Saint PAUL,75004 Paris)
http://venussurcour.com/
この店はひと際ユニークなものが多い。古着と共に、何ともエロティックなアート作品。珍しい装飾品が並んでいる。
営業時間は金曜日お休みで午前11時から午後8時まで。

Galerie Carla Magna(3 rue Charlemagne (sur rue))
http://www.galeriecarlamagna.com
ギャルリー・カーラ・マニャは、1950年以降の、コンテンポラリーアートが中心。
ブロンズ像や絵画、彫刻、装飾品などが中心だ。わりと頻繁に展覧会やイベントを開いていて、まだ知られていないアーティストの作品を積極的に紹介している。
営業時間は毎日午前10時から午後7時まで。定例のお休みはない。

Kishiume(5 rue Saint PAUL,75004 Paris)
https://www.kishiume.com/
岸梅は日本のアートやオブジェを専門に扱う店。ジャポニズムが明解。
オーナーのRIYOさんは、尾張の家臣/岸田家の裔である。
岸田家は岸田右衛門によって織物業によって財を為した。そして孫である岸田幸雄によって事業は拡大化するとともに、日本の美術品や骨董品の収集に情熱を燃やした人物だ。RIYOさんはそのお孫さんにあたる。
もし、オーナーにお会い出来たら、その話が伺えると良いね。
営業時間は火曜日から日曜日、午後2時から7時まで。

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勝鬨美樹
無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました