夫婦で歩くシャンパニュー歴史散歩7-1-1/古代都市トロアヘの旅
https://www.youtube.com/watch?v=bQlo24iZLtE
朝早く起きてチェックアウトを済ませてReimの駅からChâlons En Champagne駅を目指した。TERで30分程度。ここからTroyesまでは1時間20分くらい。乗り継ぎはいい。
目指すはトロアGare De Troyesの駅である。
シャンパニューの首都は長い間、トロアだった。フランスを作った男、クローヴィスは此処を拠点にしていたからだ。
たしかに歴史として見るならば、ローマ街道が交差するランスの方が経済的にも政治的にも強かったが、クローヴィスの幕舎があったこと。そしてランスがローマ帝国崩落と共にゲルマンなどの外威に晒されたことが有ったので、クローヴィスによる統一後は、クロアが経済都市/政治都市の中心になった。立ち位置としては、ランスは信仰を守るための聖都市/クロアが首都と言う組み立てになったというわけだ。
今回の「シャンパニュー歴史散歩」の最後にクロアを置いたのは、この地区で始まったワインとそのほかのの交易の拠点が、実はランスではなくトロアで始まったからである。
ローマ崩壊後の北ヨーロッパを正鵠に見つめるには、トロアの立ち位置をきちんと知るべきだと思うからだ。
重要なのは「シャンパニュー大市」が此処を中心に、シャンパニュー各地に広がったことである。
今回は、その残された残滓を最後に見て歩きたいと思う。
さて。ランスのホテルでゆっくり朝食を済ませてから街をでた。Gare de Reimまでは、徒歩で荷物をゴロゴロと転がして向かった。TERは出発時間の間隔が長い。事前に調べておいた方がいい。Châlons En Champagneでの乗り継ぎも待ち時間がどのくらいかも要確認だ。
Gare de Reimを午前中に出ると、2時間ほど。午後にはGare de Troyesへ到着する。
Gare Voltaireは比較的小ぶりな地方都市の駅だ。駅を出ると、左側にTAXIが停まっている。
今回はホテルを➀Hotel La Maison De Rhodes(18 Rue Linard Gonthier, 10000 Troyes)にした。
駅からはそこそこ離れている。だからホテルの空港送迎サービスか駅前のTAXIが良いのだが。もしバスを考えるなら、駅を右に向かって歩いてぶつかる ウォルデール通りにRue Voltaireにバス一番がいる。停留所名はGare Voltaire。ここからからGirardonまで行くのが一番楽だ。Girardonはサン・ルー美術館Musée Saint-Loupの前にある停留所だから、窓の外をよく見ていれば、見逃すことはない。ここで降りてトロワ大聖堂Cathédrale Saint-Pierre Saint-Paulに向かって歩く。サンピエール広場をぐるりと回ってModern Art Museumのまえを抜けると今回のホテルHotel La Maison De Rhodes(18 Rue Linard Gonthier, 10000 Troyes)に辿り着く。300mほど。しかし石畳なので歩きにくい。
なので、やはりチェックインは駅前でTAXIが良いだろう。
駅前でタイミングよく拾えればいいが、ダメな時は駅前に2軒TAXI会社がある。
➁Taxis Troyens(6 Av. Maréchal Joffre, 10000 Troyes)
http://www.taxis-troyens.fr/
③Taxi/Vtc services in Troyes(50 Rue de la Paix, 10000 Troyes)
https://www.chauffeurgrandest.fr/
・・めんどくさいからホテルの送迎サービスにするなら、予約時に申し込みできる。これがベストチョイスだ。
僕らは送迎ともホテルにお願いした。
Hotel La Maison De Rhodesだが。家屋は 12世紀ころに建てられたものだという。かつてはマルタ騎士団が所有していたらしい。まるで小さな博物館がホテルになったようなところである。それでも1998年に大幅な改修がされたので古色蒼然とした重苦しさはなくて瀟洒な感じになっている。部屋は 11室しかない。木骨の白い壁と青いテラスが美しい。僕らの部屋は大聖堂が見える2階だった。
フランスは旧い街へ出かけると、こうした小じんまりとした家族経営のホテルに出会う。
まるで地元の名士の自宅に招かれたような雰囲気とサービスは、よくある現代的な、手を替え品を替えひと揃えヤマ盛りオモテナシなホテルと異質なものだ。フォーシーズンやペニンシュラに望むようなサービスはない。望むべきではない。僕は好きだね。
それと、なぜ我が家が此処を選ぶかと言うと、レストランが秀逸だ。朝食もよろしい。
FBが有るのでぜひ見てください。
ホテルに到着したのが昼過ぎだったので、チェックインまではまだ少し時間があった。テラスで待ちますか?と言われたが、僕らは荷物を置いて、周辺を歩くことにした。
「トロワ大聖堂⑤Cathédrale Saint-Pierre Saint-Paul(l. Saint-Pierre, 10000 Troyes)を観てから、サン・ルー美術➅Musée Saint-Loup( Rue Chrestien de Troyes, 10000 Troyes)へ寄ろう。
http://www.cathedraledetroyes.com/
https://www.musees-troyes.com/」
「でもその前に遅いランチがしたいわ」と嫁さん。
「⑦LeDropkick Bar Troyes(9 Rue de la Cité, 10000 Troyes)と言うのがある。」そう言うと店のFACEBOOKを出して嫁さんに見せた。
「ドロップキック・・と言うの?ハンバーガー屋さん?」
「まあ、行ってみよう。まだランチタイムはやってるようだ」
無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました