夫婦で歩くブルゴーニュ歴史散歩6-01/ディジョン#01
https://www.youtube.com/watch?v=lxDVaqAkUhU
D114をDIJON Wilson Carnotで降りた。
【06:35/07:35/08:45/09:40/10:50/11:55/13:50/14:45/15:50/16:55/17:55/18:50/19:45】
かなり草臥れた。
バスを降りて今来た方向へ向かって歩き、カルノ通りを越えて次のシャポシャルニー通りRue Chabot Charnyを500mを右折、そのまま500mほど歩いた。少し歩くと知っている道になる。歩いているうちにカルフール・エキスプレスを見つけた。嫁さんが喜んだ。
「あ・カルフール!あ~ようやく街へかえってきたのね。あなたがスタバが無い街じゃ生きてけない・・という気持ち、私もよくわかるわぁ」
街を出て 初めてわかる ありがたさ
テアトル広場に辿り着くと、その右前にHôtel des Ducs(Rue Lamonnoye, 21000 Dijon)がある。
https://www.hoteldesducs.com/fr/index.html
ディジョン美術館の近くなので、以前にも何回か利用しているホテルだ。今回は迷わずデジョンに着いたらすぐに入れるホテルにした。
しかし借りる部屋は此処からもう少し離れたMaison des Ducsにした。しかしチェックインはここのレセプションでする。
借りた部屋まではもう少し歩く。フランス風中華料理屋La Pailloteの横を抜けてノートルダム・ド・ディジョン教会の後姿が見えるところにある。古い邸宅を改造したアパートだ。
Maison des Ducs(Rue Verrerie, 21000 Dijon)
荷物を置いてから街へ出た。
「まだ夕食までは早いけど」嫁さんが言った
「ピザにしたい。せっかく街へ戻ったんだからピザ!!それとスタバ!に行く」
「ピザでもいいけど、スタバはいや!まったく~フランスまで来てまで、どうしてスタバのコーヒーなのよ?信じられないわ」
「スタバで出しているのはコーヒーじゃない。文化だ!スタバは文化の発信者なんだ。夏になれば冷や麦食いたいだろ?あれと一緒だ。マーベルやスターウォーズと一緒だ」
Starbucks Dijon(1 Rue de la Liberté, 21000 Dijon)
「それでも行かない」と嫁さん。
「スタバいかなきゃピザ屋でコーヒー飲むぞ」
「あのねぇ、前にナポリでピザをたのんだとき、コーヒーも、って言ったらアメリカン!ってヤな顔されたでしょ」
「うううう。May the Force be with me」
「me??」
The Little Italy Shop-Dijon(25 Rue Verrerie, 21000 Dijon)は、たまたま以前街歩きをしていてみつけた店だ。思いの外、ちゃんとしていた。今回も良かった。
ピザを食べながら嫁さんが言った
「楽しかったわね。小旅行。まさかあなたが自転車に乗るとは思わなかったわ」
「ん。60年ぶりかな。バイクは乗ったけど、自転車は小学校以来だ。オフクロが自転車は危ないからダメって言ってて買ってくれなかったんだ。でも乗りたくて乗りたくて、友達に5円払って借りて乗った」
「5円!?」
「その頃の5円って、たしか都電に乗る値段だった」
「乗れたの?」
「ん。すぐに乗れた。何度もオフクロに言ったけど買ってくれなかったなぁ。一番上の叔父さんが陸王ん乗ってて、大人になったらコレやるぞっていってくれたけど」
「陸王ってなに?」
「オートバイ。昭和飛行機が作ったオートバイ」
「昭和飛行機?」
「あ~話が長くなる。二式を作った会社。零式輸送機の二二型だ」
「なに?二式って??」
「ああ、もうやめよ。陸王と言うオートバイが有って、戦後は昭和飛行機という会社が製造していたという話だ」
「なるほどね」
フランスでピザ食べながら、日本の軍用機の話までするとは思わなかった。
無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました