IMF広報局長ジュリー・コザックのBRICS通貨に対する見解
国際通貨基金(IMF)広報局長ジュリー・コザックが13日/木曜日の記者会見で、BRICS通貨に対する見解を問われた。
彼女はこう答えた。「BRICS通貨に関しては、特にコメントはありません。具体的な提案は見ていない」と、そして「各国が貿易を行う方法、あるいは各国が使用する通貨に関しては、個々の取引に関与する参加者の決定であると我々は考えている。それが一般的に私たちの見解である」と。I
さらに「歴史を振り返ると、外貨準備と貿易の通貨構成の変化は比較的ゆっくりとした傾向にある。したがって、ゆっくりとした動きの傾向がいくつか見られる。」
この中で広報局長ジュリー・コザックは米ドルを例に挙げ、世界の外貨準備に占める米ドルの割合が1999年末の約70%から昨年末には約58%まで低下していると言った。
・・ちなみにこの時、ジュリー・コザック報道官は、アルゼンチンが先月満期を迎えた27億ドルのうち11億ドルに相当する債務の一部をIMFに中国通貨で返済したことを報告している。「人民元は、加盟国がIMFとの債務を決済するために使用でき、また使用してきた、自由に使用できる5つの通貨のひとつ です」とジュリー・コザック報道官は言った。SDRだからね。何をいまさらという説明だがね、なぜ今までそれを言い出すか‥?ということだ。
ロシアは、BRICS諸国が金を裏付けとした通貨を立ち上げようとしていると発表したが、それに先立ちBRICS銀行である新開発銀行の副頭取兼最高財務責任者であるレスリー・マースドルプは「BRICSには当面の計画はない」と主コメントしている。しかし同時に、米ドルの支配に対抗する共通通貨を創設すること。「何か代替品の開発は確かに中長期的な野心だ」とも発言している。
彼は、BRICS共通通貨には多くの当事者の同意が必要であると述べ、このプロジェクトは挑戦的であり「実施はかなり難しい」と指摘した。
遠くはない。しかしいますぐではない・・という発言だ。