商いの心は、嫌いな人/主義主張の違う人とも、共に生きる/共存共栄を図るということです
昔、商(殷)という国があった。
商は、貧しい土地のうえに出来た国だった。地祇から得られる祝福の薄い地だった。
なので商の人は、周辺の国の交易の仲買と運搬を生業とした。
こうした人々をいつしか「商人」と呼ぶようになった。商の国は亡びた。しかし「商人」はその生きざまと名前が残った。
商いの心は、嫌いな人/主義主張の違う人とも、共に生きる/共存共栄を図るということです。商人は正義を振り回さない。相手の殲滅を望まない。交易相手を失うことを何よりも嫌います。
さてさて。僕の血は「商人の血」です。
確かに大義はなくてはならない。しかしその大義を正義としてはならない。これは心すべきことです。
僕がドラッカーを好むのは、彼が何故を語るのではなく、如何にしてを語っているからです。彼の血が商いの血だからです。
無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました