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私心なかりしか〜ファシリテーションの現場から

こんばんは!

プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇‍♂️

noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。

今の時代、ファシリテーター型のリーダーが主流です。リーダーにも、ファシリテーターとしてのスキルが必要。
以前、うちの会社でもありました。リーダーが、現場の話を聞かない、指示は超トップダウン。現場の従業員のやる気は出るはずもありません。

そんなリーダーの根底にあるものはなんだったのか?
見る限り、私心が大半。
自分中心のマネジメントだと思います。
誰を見て仕事をしているか?
上司しか見ていません。
もしくは、損しても取引先にいい顔をしたい。
自分の利になることには耳を傾け、
そうでないことには話を聞かない。
私心が強すぎると、商売の本質を逸してしまうと思います。

私がそう思うのは稲盛さんの書籍等から学んだ事が大きいと思います。
残念ながら亡くなられてしまいましたが、京セラ創業者の稲盛会長。書籍やセミナー動画を通して、多くのことを学ばせて頂きました。

その中に、京セラを創業する際も、JALの再建を引き受ける際も「私心なかりしか」と幾度となく自問した、と話されていました。
私自身とても心に響いたエピソードです。

またこの、私心なかりしか、には「動機善なりや」の言葉が先にあります。そもそも、その動機が社会的に善であるかどうかを問うています。
まさに利他のこころそのもの。

ファシリテーターやコーチは、この事を心の根底に備えておく必要があります。
常に会議の参加者、コーチングの相手が主役であり、内発的動機を探り、行動変革につながる手段を考える。
私心はなく、利他。

しかし、私の経験上そうでない人も目の当たりにした事があります。
ファシリテーションの研修を受けた際の話。
その講師はすごく親身に、参加者からの話に耳を傾け、丁寧に応え、まさに理想のファシリテーターそのもの。笑顔の印象も良かったです。
研修を受けつつも、安心感というか、信頼感が芽生えるくらいでした。

しかし、研修を終えたときのこと。
こちらから、研修と同じ感覚で気さくに話しかけると、今までの対応はどこにいったのか?と、思えるくらいの真逆の対応。笑顔はなく、軽くあしらわれる感じ。熱心さや、相手への興味は全くない。こちらが、引くくらい。

ビジネスですから、オンオフがあるのはわかります。しかし、その時が本当の姿だと思いました。人は、ピンチの時や、何気ない時に本心が出るものです。

それ以来、本質的に自分自身が変化、成長しないと、演じるだけでは簡単にバレてしまう。と思った次第です。

では、その後どうしたか?
心から変化していくには、言霊が有効と思っています。常にことあるごとに、心の中で「私心なかりしか」を唱えていく。道を歩く際にも、乗り物に乗る際にも。
そうすることで、
少なくとも視界に入るものが変わってきます。今まで目に入らなかったものが、目に入るようになります。何気なく通り過ぎていたことが、気になる様になる。

そこが大切だと思います。

気づけば対応はできますが、
気づかなければ何もできない。
行動を変えるきっかけを逃してしまいます。

すごく勿体ないことかなと。しかしながら、そもそも受け入れる気持ちがないと、宝の持ち腐れになります。

久々に心に浮かんできた言葉ですが、至極真っ当なことだと思い記させてもらいました。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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