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「苦手」はそれ以上でも以下でもない

苦手なこと。自己紹介にも書いたが、虫だったり、注目される中で話さなければいけない場だったり… そういえば書いてなかったことが1つある。

わたしは電話が苦手だ。

大きな声では言えないが、この世から電話なんてなくなればいいとすら思っている。もちろん、わたしはいい大人なので、そんなことは自分勝手な意見ということは十分にわかっている。なくなってしまったら、いろいろな問題が出てくるだろう。少なくともわたしが生きているうちはなくならない。絶対に。本当はわかっている、電話は便利なのだ。

それにすべての電話を避けては生きられないことも知っている。わたしは子を持つ母なので、否応なく幼稚園の連絡だったり、病院への予約だったり、サポート教室や習い事…とにかく必要最低限の電話は避けては通れない。しかも母になり4年目ともなると何度も脳内でシミュレーションをすることなく、すんなり電話ができる。人はいつだって成長できるのだ。

それにしても何がどうして電話が苦手なのか、その理由をあまり深く考えたことがなかったので、今日はざっくり考えてみることにした。

  • 純粋に人見知りで緊張する

  • 聞き取りにくい時に申し訳なくなる

  • メンタルが閉じている時は話したくない

  • 相手のテンションに合わせる気力がない

  • 事前に話す内容を知っていたい

  • 言った言わないになるから文字で欲しい

  • 電話で時間を奪われたくない

  • すぐに終わる電話かどうかわからない

  • 切るタイミングがわからない

こう書き出してみると、予約や連絡事項の電話と、いきなり友人や知り合いからかかってくる電話の苦手な理由は違うことがわかった。それにすぐに終わると予想がつく電話なら、自分ならかけたり、かけてこられるのもウェルカムだ。「今どこにいる?」なんて内容は、LINEより電話の方がいいに決まっている。

でもやっぱり電話は苦手。特に苦手意識が強かったのは会社勤めをしていた頃…かかってきた電話をすぐに取るだけで精一杯。クールに「お電話ありがとうございます」やら「お世話になっております」なんて言っていても、頭の中は大パニック。必ず1度は伝えられるであろう、相手の社名や名前なんてものは覚えられるわけがない。1回で覚えて引き継げる人がいるけど、それはもう才能、立派なスキル。ぜひとも履歴書に書いてほしい。いや書けるかよ。

そう、電話応答は当たり前のスキルとして認識されていること自体がもう苦手だ。会社で電話が苦手なので取りたくないです!なんて言ったものなら (うわ、痛い人だ!) という空気になるだろう。例えば、これが新卒の子ならまだ許されるのかもしれない。「そうなんだ!じゃあ取らなくていいよ!」ということには決してならないが。それが悲しいかな、アラフォーの子持ちだったら世間の目は厳しい。そういう電話が苦手だと言えない空気も苦手だ。まったく世知辛い世の中である。

だからって克服する気はさらさらない。長い人生、少なからず慣れる部分はあると思う。でも苦手は苦手なのだ。わたしは電話が苦手。何でも予約はアプリでやりたいし、忘れっぽいから連絡も必要事項もLINEとかでやり取りして残しておきたい。

電話が苦手っていうと「じゃあ克服しないとね!」とか言われたりするけど、何でだよって思う。他人が克服を押し付けていいわけないんだよ。

もちろん自分が克服したけりゃすればいい。必要に迫られる人もいるだろうけど、しなくたって、それはそれでいいんだよ。苦手は苦手。それ以上でも以下でもない。自分の大切な持ち物。

最後、無理やりまとめた感があるけれど笑、今日はこの辺で。

それではまた。

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