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2023年6月ボドゲプレイレポ+「ソレニア」

プレイ記録


タイトル数:62
プレイ回数:74
梅雨入りし不安定な気圧と、冷房による自律神経の不調で苦しんだ月となりました。
当然ながらストレスが溜まるわけで、ボドゲで発散するこの頃となりました。

重量級を覚える気力もなかなか持てないので、中量級以下を回す機会も多かったです。

話題作をいくつか

ラミィキューブ日本選手権の予選会もありました。
参加はしましたが〝たしなむ〟程度では太刀打ちなんてできるはずもなく…
頭もちゃんと働いていないのか、一度も上がれることもなく沈んでいったとさ。

なぜポテトのキャラクターなのかは謎

7月に日本語を含む多言語版の発売が予定されている「ポテトマン」を一足早くプレイさせてもらえる機会に恵まれました。
フォローしてはいけないというトリックテイキングゲームな時点で「絶対面白いやつー!」
案の定、ドキドキ感と意図しない邪魔し合いに笑いが出ちゃいましたね
勝てなくてもほんと面白い、良いゲームでした。うん、自分でも買おう。

地下鉄の名前も付けれちゃう

5月にドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作品が発表されていましたが、その内の1作「ネクストステーション:ロンドン」も遊ばせていただきました。
路線形成ゲームを紙ペンゲーにこんなスタイリッシュな形で落とし込むなんて!と感動しました。その上、自分だけのオリジナル地下鉄路線が完成しちゃう楽しさはなんぼやっても良いものですね。
やり方によって自分の首を絞めたり、リスクを避けて点数を稼げなかったり、期待していたものが出ずに早々にラウンドが終わってしまったり、遊ぶ度に展開が読めないし軽くてリピートしやすい作品でした。

ハッシュタグからよみがえる思い出

Twitter上で「#いいねの数だけやってきたゲームを晒す」を気が向いたときに昔やったボドゲの写真を漁りながらちょくちょく載せていました。
撮影日もデータに含まれているので、これを最後に遊んでからもうそんなに経つのか…なんて時間の流れを感じていました。
そこで紹介していたいくつかは、フォロワーの方に興味を引くものがあったみたいで紹介してよかったなと思いつつも、大抵は現在入手難や市場価格高騰というプレイするにはハードルが高くなってしまっていました。

中には、リメイクという形でフレーバーが変更されて販売されたものもありましたが、旧版だから良いもの…というのもありますよね。(世界観的に)
最近では、アートワークの変更やシステムの微調整、拡張要素等を加えてリメイクし、再び販売という流れも増えてきています。
個人的にはフレーバー重視なのと、よりブラッシュアップされているという点でむしろありがたいほどですけれど。

ボドゲの写真を見返して、このゲームまたやりたいなとか思っていると、そのボドゲを思わぬ形で市場よりかなり安く購入するチャンスがあり、手に入れることができました。
今回はその作品を紹介しようと思います。

ソレニア


舞台は惑星ソレニア、この星は北半球は常に夜、南半球は常に昼という世界。
プレイヤー達は、飛行船とともに昼と夜を行き来しながら物資を集め、それぞれの都市に届けることを目的に奔走します。
昼と夜の世界はそれぞれ獲得できる資源に偏りがあり、都市が欲している資源も逆の世界でよく生産できるものが多い傾向にあります。
効率よく配達をして、得点を稼いでいきましょう!
という、いわゆる「ピック&デリバリー」というメカニクスのゲーム。

当時からアートワークが非常に好みでした

2018年秋にエッセンで話題になった作品で、「トロワ」や「ブラックエンジェル」、近年だと「ロフォーテン」に携わったデザイナーさんです。

さらにこのゲームが特徴的なのは、飛行船が移動していくのではなく、くの字の形をした「モジュラーボード」で移動を表現していることと、プレイヤーがアクションのために使うカードの中央に丸い穴が開いていること。

カードに穴が開いているなんて斬新です

各プレイヤーに用意されている16枚のカードから3枚引き、手番が来たらまず手札から1枚カードをプレイします。
カードはボードに描かれている島に置いていきます。
各島には獲得できる資源、都市には星型のシンボルがそれぞれ中央に描かれています。
カードを置いても、どの島に置いたか分かるわけですね。

カードは飛行船か自分のカードに隣接するようにしか置けません

カードには獲得できる資源の数(上部)と、下段にカード効果(すぐには発揮されない)が表記されています。
獲得した資源は、自分の飛行船(個人ボード)の資源スペースに置いていきますが、保有上限があるため、いくらでも溜めこんでおけるわけではありません。
都市にカードを置けば、保有している資源の中から都市が要求している資源を支払うことで得点化することができます。

個人ボードで資源を保管し、支払って得点化、ついでに配達ボーナスも

中央の飛行船は、特定のカード(0のカード)が出される度に一歩前進します。一番後ろのボードが切り離され、裏向きにして前に置かれることで飛行船が常に真ん中に在る状態となります。

一番後ろが切り離されて…

ボードが切り離される際にカードが乗っている場合、カードの下段の効果が発動されます。
これにより、再度資源を回収したり得点を得ることが可能になります。

ボードの裏は昼夜逆になっていて、前方の島が見えてきます

16枚のカードを全て使い切るまで手番を回してゲームが終了します。
その間にどれくらいの配達をして点数を獲得したか、カード効果でどれくらい点数を稼いだか、どちらの都市にもどれくらい貢献したか等で点数を比べ、より稼いだ人が勝者となります。

モジュラーボードの処理は面倒くさいですが、これもボドゲならではの楽しみですね。
若干のスチームパンクみもあって良き世界観で大好きです。
選択ルールもあるため、今度はそのルールも含めて楽しみたいです。

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