2023年10月ボドゲプレイレポ+「ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ」
プレイ記録
タイトル数:48
プレイ回数:57
10月は誕生月でした。いつもなら過ごしやすい時期ですが、残暑長引いていましたね。なんなら仕事量キャパ超えて忙しいわ、頑張りたいのに痛風になるわ、財布落とすわ、今年後半に厄が集中して降り注いでる気がします。
タイミング的にも重ゲーの積ゲーが消化できてなかったです。
ルール把握もページ数から先に見てしまうとゲーッて感じで、さっきからゲーゲー吐いてるみたいで気持ち悪いですね。消化不良なんす。
リワード到着ラッシュ
9月下旬からKickstarter経由でクラファン支援していたボドゲたちのリワード到着ラッシュになっていました。
約1ヵ月の間に届いたのが4作品。
「日本語訳がなくても翻訳すればいいや」と安易に蹴りだした後のプロジェクト。
こんなに色々重なると翻訳する暇がないなーと思っていましたが、友達らに尻を叩かれるように「今年残り3ヵ月間目標立てようぜ!」というノリから「1作品翻訳し切る!」と宣言しちゃいました。
作品は友達に委ねましたが、まぁ、一番重いやつを選ばれたよね。(がんばりまーす汗)
*「近年の翻訳アプリは優秀だからすぐできるよ」という方もいますが、個人のスキルとレベル感の話なので、3か月もあったら…なんて話はしないでね。
遅延も含め、今年届くかもって作品はあと3つ程残ってます…。
着弾お待ちしております。(蹴り過ぎたか)
思い出のボドゲ探し
過去に遊んだボドゲを振り返る機会は少なくないですが、時々また遊びたくなったり手に入れたくなるんですよね。
今も流通しているようなものは再販が重ねられた定番作品ばかりで、昔の作品ほど絶版で手に入りにくいことが多い。
そこで某フリマアプリなどで探したりするわけですが、最近利用する機会が増えまして…
買っちゃったんですよね…笑
以降、アプリでチェックする日々を送っています。
ブラッドバウンド:脱落なしの正体隠匿系ゲーム。二陣営に分かれるチーム戦になっていて、少なくとも6人以上じゃないと遊べないってまぁまぁハードル高い。パッケージが怖いですが、面白い。10年前のゲームですが、私がボドゲにハマりだした頃には既にプレ値がついて入手困難でした。
ホバークラフト:並行輸入品として出回ったことのあるバランスゲーム。磁力で浮いている台座にパーツを置いていく、もしくは取り除く中で、崩れるまで続けます。厳密には2人用ゲームなんですが、4人くらいまでなら問題なく遊べると思います。以前SNSで紹介したのですが、周りの反応がとても良かったゲームです。近未来感のあるデザインが心くすぐりますよね。
購買欲の高まり
普段から最新作を追っかけているのに、クラファンで先取り、フリマアプリで過去作を探していて、全方位にアンテナ張ってるような状態です。
ゲムマ秋も控えているから、各メーカーからもボドゲの情報がどんどん出てきていますよね。
関心や経験が購買欲を高めているし、ストレスの発散にも繋がっていて、支出も上がっていくからよろしくは無い状況…泣
年末にセールも重なるから、意識的に我慢しないと…。
ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ
今回紹介したいのは、名前が長いこの作品。
訳すと「探検家商人ギルド」ですかね。
4つの時代を通して、マップを探検していくゲームになります。
実質、フリップ&ライトの紙ペンゲームなんですが、書く代わりにトークンを置いていく内容になっています。
ゲーム概要
全員同時処理のゲームなので、人数による所要時間は大きくは変わりません。
4時代が終わり、最終的により多くお金(得点)を稼いだ人が勝ち。
時代毎に拠点となる場所から探検家の軌跡を広げていきます。
ただし、そのままでは軌跡となるキューブは時代が移る際に取り去られるトークンなので、悩ましいゲーム性になっています。
基本のカードはたった5種。
加えて、時代毎に特殊なカードが1枚ずつ増えていきます。
基本だけでは全然探検できないが、特殊なカードにより個人差が大きく生まれるようになっています。(後述します)
最初はマップ中央の拠点に隣接させ、後は連なるように探検家キューブを置いていく。
どの地形・条件で置くかはフリップされたカードに従う。
マス数がキューブを置ける最大数。
へクスが連なって描かれている場合、連続してキューブを置く必要があり、連なっていない場合、示されている地形であれば離れておいてOK
ハテナは地形に縛りはありません。
キューブを配置した結果、コインが描かれたマスを踏めば、その分だけお金を稼ぐことができます。
ローマ数字が描かれたカードは、初回なら2枚カードを引いて、内1枚の探検技能を習得し、直ちに効果を使える。
以後、該当のカードがめくられる度にその効果を適用できます。
この技能により個人差が出て、各プレイヤーの方向性が大きく変わります。
全てのカードがめくられると1時代が終わり、次の時代の準備をします。
ここで重要なのは、時代が終わると置いていた全てのキューブが取り除かれること。
他にも拠点を作っておかなければ、次の時代のスタートは最初の拠点からしか出発できなくなります。
勝利点ソース
勝利点(コイン)の稼ぎ方ですが、基本的に6種類の手段が用意されています。
・マップ上に描かれたコインを回収する。
・村コマを配置する。
・塔を発見する。
・遺跡コマを探索する。
・交易路を確保する。
・共通目標を達成する。
【コインの回収】
先述した通り、マップにコインが描いている場所を探検することで得られます。(コインマスと呼びます)
特に山岳は探索し辛いので、コインが描かれていることが多いです。
【村コマの配置】
一つの領域を全て埋めることで、そこに新たな拠点として村コマを置くことができます。
領域とは、同じ地形で連なっている陸地ひとかたまりの事を指し、領域の大きさは場所ごとに異なります。
一領域をキューブで埋めることで即座に村コマを配置しますが、コインマスや都市マスなど何かが描かれている場所は選べません。
一領域毎に置ける村コマは1つで、再度領域を埋めても村コマは置けません。
村コマを置いたら、時代に応じてコインを得られます。
村コマの重要なところは、新たな拠点になること。
時代を跨ぐと村コマは残る上に、村コマの隣接マスから探検を進めていくことができるようになります。
【塔の発見】
マップのほぼ四隅に塔マスがあります。
これらにキューブを到達させると塔を発見したことになります。
塔マスは任意の地形とみなして入ることができ、塔コマを配置し、即座にボーナスコインを受け取ります。
その時点でゲーム中に発見したのが何塔目かにより、獲得できるボーナスコインの数が決まります。
4つ全てを見つけると、ゲーム中に全部で38コイン獲得することになります。
【遺跡マスでお宝発見】
へクスが強調されているマスには座礁した船や洞窟などが描かれています。
それらは遺跡マスと言い、探索するとお宝が見つかります。
お宝カードを引いて、即時効果かゲーム終了時ボーナスを得ることができます。
ただし、一度お宝を見つけると、後の時代に同じ場所を探しても何も出ないように宝箱トークンを置いておきます。
即時効果は、追加1キューブ配置、2コイン獲得の2種のみ。
残りは、ゲーム終了時に村コマや塔の数に応じてコインを獲得したり、集めたツボの数でボーナスコインがもらえるというもの。
終了時に追加で計算する点数はお宝だけなので、効果が重なるとまぁまぁな勝利点ソースとなります。
【交易路の確保】
商人ギルドなので、交易路の確保も忘れずに。
丸いマスに旗がはためく建物が描かれているところは都市マスと言います。
マップ上の都市マス同士をキューブや拠点を含めて結ぶことが出来れば、2つの都市は交易路を確保することになります。
交易路が確保されるとボーナスとして、2つの都市マスに書かれた数字を掛け算した分のコインがもらえます。
その後、都市は地形に合わせたディスクを置いて、以降に他の都市と交易しない都市となります。
意図的に複数同時に交易路が完成させることもできます。
その場合は、複数の交易路ボーナスが得られます。
都市マスは決まった地形が存在しており、村コマを配置する条件にも含まれるので注意が必要です。
【共通目標】
このゲームの唯一のインタラクション、共通目標が存在します。
いち早く達成した人のみ10コイン、後から達成した人は5コインを獲得できるというものです。
マップ毎にそのマップに合わせた目標カードが存在し、その内の2枚がランダムで出されます。
その他の要素と評価
マップは全部で4種あり、内2マップは少し拡張要素が加わったものになります。(探索できない場所があったり、特殊なボーナスが出る箇所が増える)
個人差が出る能力もあるので、同じマップでも展開が毎回違いますし、リプレイ性が高くて楽しかったです。
おかげで布教という名目で、何回も遊びました。
最大の欠点とも言えるのは、時代が移る時にキューブを全て取り除く作業。
気を付けなければ、いろんなトークンがゴチャっと動きかねないです。
勘違いしやすいのが、ラウンドという概念。
カードのテキストに「このラウンド中」という表現があるのですが、このゲームにおける「ラウンド」とは、「この一手番」の事を指します。
1時代ではなく、フリップ1枚分の間のことです。
そうじゃないとバランス崩壊する能力カードが出てくるので、要注意です。
覚えやすいルールだし、拡張要素がクセもないし、何ならクセ強めの拡張マップをもっと出してほしい。
と思うくらいには、楽しめましたよ!
まだ経験されていなければ是非遊んでみてください。