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2023年5月ボドゲプレイレポ+ゲムマ春戦利品より

プレイ記録


タイトル数:52
プレイ回数:59
5月は結構遊べて満足です!
BGAで遊ぶ機会が増えたこともあり、平日もしっかり楽しめました!

ゲムマ2023春もありましたね。
わたしも参加してきましたが、2万人を超える来場者数で皆さん待ちに待ったって感じだったのでしょうか。
早期入場チケットで入ったため、比較的快適にお目当ての作品を買いに走れました。購入予定してた中には通常入場前に売り切れになった作品もあったので、大正解でした。(汗)

会場内イベントでは、ルチアーニ氏のトークショーもあったのですが、人の多さにゆっくり聞く余裕はなくてちょっと残念。。
戦利品は15作品ほど購入+αな感じだったのですが、大箱が多く持ち帰りはやめて郵送で。
企業ブースの作品は後々一般流通するものですが、折角なんでイベント価格で買いたいやん?ってなった結果の持ち帰れない案件でした。

いつものお店で、ゲムマでの戦利品を積極的に消化して、面白かったら何回かこすったり
布教活動にお付き合いいただいた方々ありがとうございました。

今回は、戦利品の中でも気に入った作品をいくつかご紹介。

アップルジャック


BGAで最近遊べるようになった作品ですが、バネストさんがゲムマで先行販売されていたため購入。アグリコラで多くの農民を増やしたことで有名なウヴェ・ローゼンベルグの作品です。

色とりどりのリンゴ(APPLE)達を集めて増やす(JACK)ゲーム

3ラウンドにわたりリンゴを収穫してハチミツを獲得していくタイル配置ゲームです。
手持ちのハチミツを資金源にタイルを購入し、配置することでハチミツを回収したり、リンゴを収穫しやすくしていきます。
配置の制限は特に無いのですが、他のタイルと繋がったハチの巣の(小さい方の)数字分だけハチミツが返ってきます。
リンゴは7色あり、収穫時には現ラウンドの数だけ収穫量が減ったり、色毎に収穫するタイミングが違ったりしますが、とにかく収穫量を上げる(同色リンゴを繋げる)と点数がその分稼げます。
各ラウンドの最後にタイルに描かれている花の数だけボーナスハチミツももらえます。

って説明するとジャンジャンとハチミツ(実質お金兼点数)が湧いてきそうにも思えますが、最初は何もない個人ボードに配置するし、スタート時の資金が少なめなので1ラウンド目の間は計画立てがとても重要です。怠るとすぐにハチミツが枯渇してタイルの購入ができなくなります。

メインボードの各くぼみにはタイルが表向きで2枚見えていますが、自身の手番の時にカウンターダイスが止まった位置の左右のくぼみにあるタイル(+山札タイルガチャ)しか選択肢がないので、この先自分が選べるタイルも少し確認しながら計画立てした方がベター。
とても公称30分とは思えない悩ましくもウヴェらしいゲームです。

タイルを全て個人ボードに配置したらゲーム終了。

良い点は、誰の手番なのか、次の手番場所は…〇△□☆の記号で順番が割り振られているので、とても直感的に判断がしやすいところです。
ゲーム終了時に自分の果樹園が完成されているのもいいですね、写真の撮り甲斐があります。
欠点を言うのならば「リンゴだけで種類ありすぎじゃね?」って部分ですかね。茶・緑・黄緑・赤・ピンク・橙・黄…全部リンゴなのですが、みんな分かりやすいように違う果物で呼称しだすんですよね。茶=梨、橙=柿、ピンク=桃、黄緑=メロン なんて具合に。アップルじゃなくなってるっていう。

アニマルキングダムズ


こちらもバネストさんから購入。
カワイイ動物のイラストに見惚れてパケ買いです。

動物たちのイラストがかわいいし、実はみんなオシャレしてる

フタを開けてみると私の好きなエリアマジョリティゲームでした。
中央の5つの国々に動物たちを派遣し、覇権を争うバチバチにインタラクション強めのゲームでしたよ。

ゲームは3ラウンドにわたって行います。
手札は常に数字のついた動物カードが4枚ある状態で、手番で1枚どこかの国に派遣して影響力1つ分高めていきます。
各国には領地が複数と首都が1個所存在。影響力は領地を優先して埋めなければならず、首都に入れるのは領地が全て埋まった後です。
ただ、首都に入ればラウンドから抜けなくてはならないので、首都だけ残っていても「他にも影響力をばら撒きにいきたいから埋めたくない」なんて状況も多々あります。

ただし、自由に国を選んで派遣できる訳ではありません。派遣するには国のルールに遵守しなければなりません。
ある国は、指定した動物しか入れなかったり
ある国は、両隣の国のいずれかの最後に派遣された動物か数字が同じでなければ入れなかったり
ある国は、全ての国で最後に派遣された動物が被っていてはいけなかったり…様々です。
そのうち、入れる国がなくなっていきますし、どこにも入れないなんてことも。そんな時は、派遣する代わりに手札を入れ替えることも可能です。ただし、誰かひとりでもラウンドを降りていたらできないので、その時はこれ以上行動できなくなっちゃいます。

全員がラウンドを降りたら、各国で一番影響力を持っている人が最大の勝利点を得ます。
ここで面白いのは、トップが複数人いる場合のみ、その国の覇権を争って手札でバトルが勃発です!
手札から1枚、同時に公開して数字の比べ合いです。カードには1~8の数字があり、単純に大きい数字の人が勝ちます。同じならさらにもう1枚出して…勝負がつくまで繰り返します。
どんでん返し要素も存在。8は単純に強いカードですが、最弱の1に負けてしまうため、安易に出せないのです。
仮に勝負に負けてしまっても、2位となって1位の半分の点数(しかも端数切り上げ)はもらえます。3位は1点固定です。(バトルが発生しなくても同様)

そうして次のラウンドへ…
ここで国のルールが変わりますし、首都に入ったプレイヤーはその国の議席を1つ得ることになり、ゲーム終了まで永続的に影響力を持った状態になります。
3ラウンドまで繰り返し、稼いだ点数で競い合う感じです。

各国の下側にラウンド毎でもらえる点数がランダムに配置されていますが、後半ほど小さくなっていきます。

余談ですが、アニマルキングダムズには紙ペンゲーム化(ロールアンドライト)されたスピンオフ作品が存在します。イラストやその他雰囲気もそのままに作られているので、ちょっとやってみたい…。

タイギー


こちらもカッコいい虎さんが気になってゲットした作品。

かっちょいい虎さん達

システムはトリックテイキングゲーム。
マストフォローの切り札なし。
スートは赤・紫・青・緑・黒の5色ですが、黒は茂みに潜んでいる虎さんなので、何色が分からないのです。

プレイヤーは旅の途中、伝説がある森を越えることに。
トラを4頭集めると、ケンカを始めて、次第に幻のギー(バター)になるのだという。それが「タイギー」。
タイギーを手に入れるために捕獲するか、それとも襲われないように上手く逃げおおすか。
というのがストーリー。

人数に合わせて使用するカードの調整を行い、カードを配ったら…
まずやることは、山札を作るためにカードを何枚か捨てます。(人数とモードによる)
捨てられたカードはシャッフルされ、トリック毎にめくる山札とされます。
そう、これは「森」に捨てられ、このトリックの間は黒のカードは「めくられたカードの色」として扱われます。
これで、茂みに潜んでいる虎さんの色が分かるようになります。

トリックの取り方は、リードカラーに対してマストフォローして、数字が大きい人の勝利…っと、ここまでのルールはありふれた要素ですが…
トリテはアレンジしやすいゲーム、良くも悪くも特徴的でコア向きなトリテは「変態トリテ」と個人的に呼称しています。※褒めてます。

先に言います。このゲームは「変態トリテ」です!
さあ、どこが変態かというと…ここから先です。

フォローできなかった場合の話をします。
リードカラーと異なる色が出された場合、異なる色の内で最も数字が小さいカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。
イメージが湧く人は分かるでしょう、どの数字を持っておけばいいか難しく感じるのを。

さらに、トリックは取れば取るほどマイナス点です。
リスクを背負って虎を捕獲しようっていうんです。半端なことをするとリスクしかないんです。
ただし、4の倍数のトリック数の場合だけプラス点に変わります。
そう、4匹の虎は「幻のギー」になるのです。
4トリックで+50点、8トリックで+80点、12トリックで+169点なのです。
0トリックはもちろん0点です。

明言はされていなかったと思いますが、このゲームの元ネタは「ちびくろサンボ」という世界的に有名な童話からきているようです。
その童話自体は私は知らなかったのですが、同卓してくださった方が気付かれました。
「プラス点の入り方」や「ギー」等、その童話と一致する要素が盛り込まれていました。
この元ネタを巡っては、複雑な経緯があったそうですが、それはまた別の話なので気になる方は調べてみてくださいな。

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