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【1/25】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『ドッグ・メーカー』(深町秋生)

1月25日のウォーキングコース
若宮大通(17:45)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:25)

  最近暖かい日が続いてたんですが、今日はここ2,3日で一番寒かったです。風も強かったし。

 先日、『ドッグ・メーカー』(深町秋生)を再読しました。ちょっと前に読んだ『背中の蜘蛛』(誉田哲也)でやむなく上司に無断で捜査を行ってたシーンを見て、同じように警察内部を内偵するストーリーを読みたくなったからです。

実写化のイメージは渡部篤郎さんかな

 主人公の「黒滝」は刑事小説では珍しい「監察」所属です。『相棒』では「大河内監察官」(神保悟志)が演じてますが、その職務上、警察官から嫌われ、疎まれる損な役回りです。

 この「黒滝」は監察といえども違法な手段で警察官の弱みをにぎり、罠にはめ、協力者に仕立てます(作中では「首輪をはめる」と称されます)。まあ深町秋生作品では「八神瑛子」が同様の手口でやっぱり上司から疑われマークされていてます。これを読むと「姫川玲子シリーズ」の勝俣警部補なんてかわいいもんだという気がします(笑)。

 話は「八神瑛子シリーズ」でも出てきた警察内部の癒着・犯罪を味方がいない中解明していくという展開で、最後の最後までどうなるかわからないスリリングなものでした。本庁(組織対策部)の警部補が庁内で監察管理官(女性でしたが)を拉致誘拐するという展開にはビックリ((+_+))
 刑事小説では「公安もの」はありますが「監察もの」は少ないので貴重な作品ですね。続編が一つ出ているようですが、今後もシリーズ化してほしいものです。

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