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【11/9】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『愛の装飾』

11月9日分のウォーキングコース
名古屋駅ミッドランドスクウェア(17:35)~笹島交差点~納屋橋~伏見~栄交差点~大津通南下~前若宮大通(18:20)

 今日も夜は風がなく、スーツを着てるので汗ばむくらいでした。もうすでにツリーの装飾(!)がされてました。てか、まだ11月ですけど・・

 黒川重吾作品の中で、『愛の装飾』を読了しました。文庫本で430ページもある結構分厚い本でした。時代は昭和30年代、まだ「国鉄」在来線の特急『こだま』が東京大阪間を走ってて、銀座の『三愛』ビルができたばかりという頃、ヒロインは短大卒の「BG」(OLでもない!)。もともと「週刊女性」に連載されていた作品なので、読者が若い女性ということもあり、氏がよく描く「企業不正」「謎解き」の要素はあまりない、女性の成長を描いた作品でした。
 ネタバレになりますが、会社の上司(20歳以上年上の既婚者!)の執拗な誘いに関係を結んでしまいますが、一緒に戦う男性と出会い、自らの力で不倫関係(当時は『不倫』なんて言葉はありませんでした)を断ち切って新たな道に進むという女性の成長物語です。まあ、女性週刊誌向けの作品ですね。一時の気の迷いというか、若気の至りというか、冷静に観たら「なんでこんな男と」と思うような奴と付き合っちゃうとか、ヒロインの境遇は現在でもリアルにありそうでしたね。でも読んでる途中では、「早く既婚の中年男と別れてくれ!」って思わず感情移入してました(^_-)-☆
 なんだか、『石坂洋次郎』作品を読んでるようでした(笑)てか、久々に石坂洋次郎も読んでみようかなあと思っちゃいました。


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