猫とカリカリ
僕は野良出身なので食べるのが早い。
外では食べれる物はとにかく早く食べないと他の猫やカラスに奪われかねないからね。そういう訳で僕はカリカリを前にするとつい昔の癖が出ちゃうんだ。
僕の食事風景ってこんな感じ↓
まずガッと足を踏ん張ばる。
そして食べ物を誰にも奪われないように首をブンブン振りながら時に「ウー」と威嚇し大急ぎで平らげます。
まあそんなことだからカリカリはあちこちにコロコロ転がっています。
で、その散らばったカリカリを後で見つけて食べるのもまた楽しみのひとつだったりしたのです。
カリカリ消える問題
そのカリカリのことなんですがこの頃、不思議なことが起きます。
ご飯のとき皿からこぼれ落ちたカリカリ、それがいつの間にか消えるんだよね。
コロンと転がるカリカリ。
後で〜後で、食べるから待っててね、と気は焦る。
大急ぎでお皿のカリカリを平らげ「待たせたね、カリカリくん!」と、なるところがどこを探しても無いんです。
この落胆ったら・・
僕はこの由々しき問題について考えてみました。
で、結論。
この部屋にはカリカリ泥棒がいる。
〜〜カリカリ泥棒。
それはすごくすばしっこくてなかなか姿を表さないんだ。
で、物陰からいつも僕の食事を見張っている。
そして転がったカリカリを見つけたらあっと言う間に持ち去るんだ。
うむむ・・
僕はそのカリカリ泥棒をいつか見つけたいと思ってる。
カリカリ泥棒は語る
ふふ・・猫って面白いな。
だって転がったカリカリを拾って後ろからお皿に戻しているのに全然気がつかないんだもんね。
きっと食べるのにすごく集中してるんだね。
うん、食欲があるのは良いことだよ。
ほくほくした顔でカリカリ拾いに勤しむ母さんの姿があった。