今更抱負だ2024
決めた。今年の抱負。
1月25日、午後11時を回る頃、
私は、最寄りから快速で2駅、そこから歩いて5分のピザ屋のカウンターに立っていた。その日は20歳の子達のお祝いパーティで、その日は皆んないつにも増して大人っぽく、お酒片手に談笑する。
ピザ屋さんも含め、みんな地域のコミュニティで顔見知りの人たち。そんな今日も、新しい出会いがあった。
りっちゃんさんはピザ屋近くに住むお姉さんで、ピザ屋の山さんとDJの久雄さんのお知り合い。ZARDの故・坂井泉さんみたいな綺麗な方で、どう見ても柔らかい雰囲気を纏っていた。
聞くと、私が今アルバイト5年目のアパレル店の斜め向かいで店長をしているらしい。世間狭いとはよくいったもので、知らず知らずに目が合っていてもおかしくない距離にりっちゃんさんがいたと知って、驚いたし、嬉しくなった。
その日、集まりの中でも「お姉さん」なりっちゃんさんが、話す相手に1人1人お酒を奢ってくれた。「でも、今年の抱負言うのが交換条件、ね。」という、ちょっとした無茶振りを添えて。
今年の抱負を何も決めていなかった私は、内心かなり焦りながらまとめた。「今年社会人になるので、自覚を持ってちゃんと仕事しようと思います」的なことをいった。りっちゃんさんは「素晴らしい」といって、ウーロンハイを奢ってくれた。
私はその後、終電で帰宅して、その間に抱負かあ、と考えてみる。
「ちゃんとする」じゃしっくりこなかったみたいで、脳内反省会がとり行われた。
現在フリーター。それも社会人というらしい。なので厳密に言えば社会人ではなく「正社員になる」ということ。その変化にともなうのは「責任」だとよく言われる。
でもよくいう「責任」って、割と自動的にくっついてくるものであって「責任感」「自覚」とか、ほどほど真面目なら勝手についてくると私は思う。
そんなことより2024年、毎日の私にアナウンスしたいようなことがある。
それは「その場しのぎ」をやめるということ。つまり準備をきちんと行うということ。
2023年、いろいろな新しいことに飛びついていった。新しい人にもなりふり構わず声をかけて、遠慮なしに話したいことを話してきてしまった。おかげで自分の心から楽しいと思える活動や生き方を知ることができて、書くことを仕事にするという目標も叶った。
でも飛びついた後のことを何も考えていなかったりするから、その後話が進んでいかなかったりもした。やっぱり就活で「今後の展望」とか「将来的なキャリア」とかを聞かれるのと一緒で、自分の希望野望を常に描いておくこととか、もっとざっくりいうと計画性って欠かせないもの。日頃の仕事でもそうだ。計画と準備があってこそ、自分の志に近づいていける。当たり前と言えば当たり前のことかもしれない。
「行き当たりばったり」はもう卒業しよう。地図を描いてから歩く。それが今年の抱負。
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